海を感じる

北の方にあるマルタ最大という漁港へ船にて行こうと思い、船着き場まで行ったが、今日は海が荒れているから欠航だと言われ、肩すかしを食らう。マーケットをみて、魚を食べて帰ってこようと思ったのに。どうしようかなと思案しつつほかの船を探してみたがこれといって惹かれるものがない。端の方にちょうど出航しようとしている船があり、その小ささが気に入ったので飛び乗った。船が小さいとよく揺れて面白いから。近辺の湾を巡るコースだった。

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出航してまもなく、カヌーの集団とすれ違った。気持ちよさそうだ。素人なのか玄人なのか判別しがたいが、動きから見て皆それなりの経験者とみた。そういうツアーの広告は見たことがないし。楽しいだろうな。。

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湾を出ると波が非常に高い。大波小波でどんぶらこ、よく揺れますね、といった感じ。なるほど、これほど波が荒かったら欠航になっても仕方がないなぁと思った。でもこれくらい揺れた方が面白い。海に出た感じがしてよかった。長時間は耐えられないけど。。 大きな波の周期が体感できる。

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ヨーロッパで第二の大きさを誇るドック。石油でも掘るのかと思ったが、船を修理するところらしい。

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魚の養殖場。まぐろを育てている。マルタのマグロは有名で、収穫の7割は日本に輸出しているとどこかに書いてあった。地元でもよく消費されている。パンにツナのフレークを挟むのがマルタ流。それからトマト。

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マルタはやはり海から見るところ、訪れるところという感じがした。湾内には多くの船が停泊し、天然の良港であることがわかる。少し湾から出るだけで波が荒くなり、湾内との違いを実感する。別世界だ。多くの国がこの島を奪い合ったのも納得。首都Vallettaを取り囲む城壁の威容も海面から見上げた方がよく感じられる。

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湾内散策を終えて戻ってきたら、船着き場にほど近いところで、近所に干してあった馬車を発見した。今度は馬付き。やはり観光用なのだろう。その後、おじさんが御者となって馬を操り、坂を上っていくのをみた。

午後からまた泳ぎに行ってみた。慣れたので少し沖合の方へ泳いでみた。塩分があって浮力が付く分、泳ぎやすい。目に海水が入るのが嫌だから平泳ぎしてみたり、背泳ぎしてみたり。仰向けに浮かんで手足を伸ばし、浮遊してみたり。午前中にみた外海の荒れ具合を体験してしまうと、湾内ではどんな波が来ようとも穏やかに感じる。水たまりみたいなもの、とさえ思えてくる。岸から離れた方がむしろ水が温かいところもあって、たぶんそれは湾内の海水の流れ方のせいだろう。時々休憩しつつ、小一時間ほども海で過ごしたかと思う。水に浮かびながら輝く太陽と青い海を満喫。こんな幸せは人生でこの一度だけだろう。

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夕方買い物の帰りに泳いでいたあたりを撮影。ちょうど光が当たって白く輝いているあたりが自分の遊泳エリア。夕方になるとさすがに泳いでいる人は誰もいない。昼間は10人弱、泳いでいる人がいた。

海を眺めていて、鼓動のようなものを感じた。地球が息をしている感じ。それにまた自分が吸い寄せられたり、少し押しやられたり。昼間泳いでいていかに波を掴むか(みたいなこと)をしていたせいだろう。こういう身体感覚は面白い。

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今日は初めてまぐろを買ってみた。これくらいの厚さに両手のひら分くらいの面積を切り落としてもらって5ユーロ(約700円)くらい。醤油をかけて食べたら目が覚めるようなおいしさであった。日本に入っているマグロと違って冷凍されていないから新鮮。体内から浄化されていくような、、、 やはり魚を食べないと体がきちんと機能しない、と思った。あとはスズキに似た白身魚をフィレにしてもらい、ムニエルにして食べた。するすると胃の中に落ちていった。

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