サロンクバヤ

少し前になりますが学会の帰り、福岡市美術館に寄って「サロンクバヤ: シンガポール 麗しのスタイル」という展示を見ました。帰路、小倉から博多に移動して、微妙に時間があったので駅から気の向くまま歩き出して、ずいぶん遠くまで歩いてしまったな、そろそろ休憩したいな、と思ったところで美術館に行き当たったのです。(意図的ではない。)建物だけでも近くで見ようかと立ち寄ったのですが、展示もよかったです。

シンガポールに暮らした中国系移民の人たちのファッションの紹介だったのですが、インドの生地が入ってきたり、ベルギーあたりから織物が入ってきたり、という交易の恩恵でファッションが変わっていく様がわかって興味深かったです。高価だったレースがミシンの発明により、それらしいものを手軽に作れるようになったお蔭で普及していったのだそうで、ここまで使いこなしてもらったらミシンも本望だろうと思いました。創意工夫が読み取れて刺激を受けました。

空気感がよい

空気感がよい

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