楽譜棚(ピアノ下)の2分の1モデル作成

CNC加工機の使い方が(多少)わかったので、もう少し本格的なものを作ってみることにした。自宅ではピアノの下に楽譜が溢れている状態なので、楽譜を収納できる小型の書棚を作ることにした。適当な呼び名が思いつかないが、「ピアノ下収納台」とか「ピアノ下楽譜キャビネット」「鍵盤柄ピアノ下ワゴン」に相当するようだ。キャビネットでもワゴンでもないのだけれど(設計者としては)。

いきなりCADソフトで設計図を描くわけにもいかないのでまず模型を作ることにした。設計の素材になったのは自宅のピアノ(Pleyel製 1884年製造)である。ペダルがハープを象った形になっているので近くに置くなら似た形がよいだろうと考えた。写真を撮って Photoshop で白黒+低彩度に加工し、印刷したものの上から鉛筆で下絵を描いて大まかな形を決めた。次にIllustrator で写真をトレースして展開図を描いた。ここまでやればレーザーカッターで切り出すことが出来る。5ミリ厚のダンボール紙から切り出して、2分の1モデルを作ってみた。

ハープの形を側板と仕切りに取り入れたがちょっと過剰だったかもしれない。軽やかにするためにローズ窓(みたいなもの)を側板に開けようかと思う。それから台座ももう少し高くしたい。掃除機のノズルが下から入るように(掃除しやすい方がいいから)。台座の別の辺にも板を渡して補強した方がよいようだ。(今は側板のみなので、やや不安定。)台座部分で二つの側板をつなぐと安定すると思う。それからもう少し全体を大きくしても良いかも。一番大きな楽譜に合わせたのだが、ぴったりの大きさだと窮屈な感じになる。

モデルを側板からみたところ(ハープ型がたくさん並ぶとくどいかな。。)

モデルを側板からみたところ(ハープ型がたくさん並ぶとくどいかな。。)

楽譜を出し入れする側からみたところ(こちら側にも補強のため台座部分に板を渡したい)

楽譜を出し入れする側からみたところ(こちら側にも補強のため台座部分に板を渡したい)

お手本にしたピアノのペダルです(1884年製造)

お手本にしたピアノのペダルです(1884年製造)

ピアノの上に模型を置いてみた。四角い板が楽譜の大きさに相当します。

ピアノの上に模型を置いてみた。四角い板が楽譜の大きさに相当します。

Comments are closed.