月の魔力

10月21日にJAISTフェスティバル(本学で開催される一般向けのオープンキャンパス)特設ステージ(!)にて演奏することとなり、先週あたりからぼちぼち練習を始めている。何分、演奏者が(入れ替わり、立ち替わり)9名いるので、なかなか大変である。小曲も含めて14曲演奏する。昨日、初顔合わせのメンバーで練習していて、なんか月がテーマの曲がおおいね、、という話になった。今回演奏する曲の中に、”Moon River” と “Moon Pride” (セーラームーン)が入っていたので、そんな感想になった。

今日また別の人と音合わせしていて、自分はすっかり忘れていた曲があり、慌てて曲を見直した。「星月神話」というもので、中国で大人気のドラマ主題歌らしい。これも月かぁ、、、としげしげとyoutubeの音源を見ていた。そうしたら、学生が部屋に尋ねてきて月餅をくれた。もうすぐ中秋の名月らしい。

月餅をいただいた

月餅をいただいた

音楽と現実が部分的にシンクロして驚いた。

どうも、今回の演奏会のテーマは「月」らしい。加えて、時空を越えた愛、というテーマがある。「星月神話」のストーリーは、主人公がタイムスリップして過去に遡り、そこでの恋物語というものらしい。実は我々の演目には、「なんでもないや」(君の名は、の主題歌)と「時代を超える想い」(犬夜叉)が含まれている。Moon Pride にも「時を越えた絆が私に勇気をくれる」という一節があって、そういう歌たちが集まってくるのが不思議だ。

通常、演奏するときは頼まれて、という経緯が多いので、その場の目的は意識するし、それが曲目に何らかの形で影響する。今回はそれぞれの演奏者が好きな曲を持ち寄ってきているので、一貫したテーマはないはずなのだが、勝手に浮かび上がってきた。こういうことがあると、音楽というのは自分の都合で演奏するものではなく、場が求めるものなのだと思う。我々は呼ばれてそこで音を出すだけで。

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