人形浄瑠璃 文楽

休みを取り、石川県立音楽堂へ文楽を見に行った。「双蝶々曲輪日記〜八幡里引窓の段」と「新版歌祭文〜野崎村の段」の二本立て(昼の部)。最初の演目は子を思う老母の気持ち、母を思う子の気持ち、義理人情の世界が切々と描かれていた。後の演目はいけない恋を貫いて結局は不幸になってしまうカップル、その陰で尼さんになってしまう若い女という、昔の観客の好みが面白いと思えたもの。人形遣い、語り、演奏、そのどれもが素晴らしかったです。

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