為替ルートの動きや、日米経済摩擦の動向、さらに近隣のアジア諸国やEUの経済統合など、新聞やテレビ等を通じて日々提供される世界経済に関する情報は、経済学を専攻するか否かに関わらず、何人たりとも無関心ではいられないだろう。本講義の目的は、経済学の知識ゼロの受講者を対象に、「世界経済を見る眼」を養うことである。新聞等の国際経済欄の情報が一定程度理解できるようになることが最低目標、その情報に対して何らかの発言ができるようになることが最終目標である。
国際貿易論、国際金融論、開発経済論、経済統合論、多国籍企業論など、スタンダードな国際経済学の分野から、上記目的に合致する必要最小限の概念装置や理論を提供する。
伊藤元重『ゼミナール国際経済入門(改訂2版)』日本経済新聞社、1996年