・JAISTを256倍活用する3つのアイテム・


 JAISTで快適な研究生活を送るために必要な第1のアイテムは まず「体力」である。 実験をやるときはふつう立ってやる。JAISTは特に研究が厳しい。 から、とっても長い時間立ちっぱなしで実験を続けなくてはならない時もある。 ということは、まず足腰の筋力が必要だ。
 というわけでスキーである。 足腰の筋力をつけるにはスキーが一番である。 幸い JAIST は、パンフレットにもあると思うが、スキー場が大変近い。 車で30分だ。朝起きて「今日は天気がいいなー、じゃ行くか」といった かるーいノリで出かけられる。ということで実験に必要な足腰の筋力をつける 修行に励むのである。がしかし、我々の目的があくまで 研究に必要な体力の増強であることを忘れてはいけない。 去年スキーにいそしむあまり授業前に出かけたヤツがいたが、 コイツは授業に遅れそうになって車で雪道を飛ばしたあげくクラッシュした。 こういうヤツは問題外である。 我々の真の目的、すなわち「研究活動の一環として」たまたまスキーを やっているのであるということを常に忘れてはならない。 ここで鍛錬された体力はきっとM2の修論追い込みの時にも 役立つことであろう。

  第2に必要なアイテムは「綿密且つ余裕のある研究計画」である。 ここに入学しようとする強者は、どうせ入学試験の時に なにかしら怪しげな研究計画でハッタリかまして面接を クリアするのであろうが、 入学試験の時はハッタリでごまかしても、 卒業までにはいつかはその大言壮語の実現を迫られるわけだ。 もちろん具体的な研究計画は入学後にたてるのであるが、 卒業するためには 研究計画に沿って 着々と研究を進めなくてはならない。 というわけで、無事卒業するためには 綿密なる研究計画が必要となるのである。
 そしてもうひとつ、研究計画には余裕が必要である。 というのも、ここの大学のウリである超並列計算機をはじめとする 最新鋭の設備は実によく壊れる。 できたてのシステムだからしょーがないのだが、 こいつを使って修論を書いているとなるとサァ大変だ。 昨日も修論中間審査直前に壊れた機械があった。 こいつを使って修論を書いていたヤツがいたが、 大パニック状態になっていた。 コイツのようにならないためにも、 日頃から余裕を持って行動することが肝要である。
 というわけでスキーである。 常日頃の余裕はスキーで消化するのが一番である。 幸いJAISTの近くのスキー場は平日シーズン券という、 まさにJAIST学生のためにあるようなシーズン券があり、これがまた安い。 おまけに近いから、こまめに余裕を消化できる。 日頃からスキーにいけるくらい余裕をもって研究していれば、 もし機械が壊れるなどの不測の事態が起きてもゼンゼンヘーキ、 ノープロブレムである。

 で、第3に必要なアイテムは「鉄の意志」である。 ここの大学は設備はすごい。これは本当だ。 がしかし、その利用に関してはタコである。 例えばパンフレットには、大容量ファイルサーバーによる 集中管理でスゴイだろー、というようなことが書いてある。 ところがこのサーバー、実はアクセスがとっても遅い。 他にも、プリンタは買ってあるけど使えない、とか、 大きな声では言えないようなことがいろいろあるわけだ。 断っておくがこの大学で揃っている設備は恐らくフツーの大学では まず望めないほどの設備である。モノはあるが使えない、だけである。 (できたばかりなので十分手入れされてない。ヤルのはキミだ!) で、こういう環境で研究するには、少々のことではイライラしない、 あるいは使えない機械があっても「絶対オレがなんとかする」という 強い鉄のような意志が必要となる。
 鉄の意志は別の意味でも必要である。 ここの大学は論文を出せなどと基本的にあまりつっつかれない。 なんでも大学院大学なので、ノーベル賞級の研究を腰を落ち着けて 行なえるようにするためだそうだ。 ところが、人間尻をたたかれないとなかなか頑張れない。 特にここは田舎なので、外部からの刺激が少ない。 うっかりしているとボーとして2年過ごしてしまう。 能ある鷹はツメを隠す。 が、隠し過ぎるとそのうち退化してなくなってしまうのだ。
 というわけでスキーである。 鉄の意志を養成するためにはスキーが一番である。 急斜面に直面したとき、我々は何を感じるであろうか。 そう、「絶対この斜面をモノにしてやる」という強い意志が フツフツと体の中に湧き上がってくるのを感じるであろう。 この感じを忘れず、研究においても常にこの感覚をいだく、つまり 「絶対この研究をモノにしてやる」という意志を感じるようになれば、 この鍛錬は大成功である。 もちろん、マジメ学生には「春秋の学会には必ず発表する」などの 課題を自分に課すという方法も可能であることは言うまでもない。

 というわけで、JAISTで快適な研究生活を送るために必要な 3つのアイテムを紹介した。 この3つのアイテムを身につけJAISTが誇る最新鋭の研究環境を駆使すれば、 必ずや素晴らしい研究生活が送れるであろうと確信する。