日本認知科学会・対話と学習研究会・第45回研究会

テーマ: 批判的思考の領域普遍性と領域固有性

日時 2011年 5月21日(土)13:30~16:50
場所 京都大学吉田キャンパス 総合研究2号館1階(北側玄関ホール左) 教育学部第1講義室
   京都市バス:17系統「百万遍」バス停下車
   百万遍(西北)門から入り左手
http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/access.htm



開催趣旨

情報化社会といわれる現代では,情報の内容を吟味しながら理解する能力等の獲得が重要である。そのため近年,それらの基礎となる批判的思考を育成する必要性がいわれるようになってきた。また,そのような必要性から,批判的思考の情意面である態度や認知面である能力を測定する尺度が本邦においても整いつつある。しかし,批判的思考を育成する上では,領域を限定しない批判的思考の態度や能力を測定することと特定の領域での批判的思考とにどのような関連が認められるのか,あるいは,ある領域で育成された批判的思考の態度や能力が別の領域にも転移するのか,または意識的な応用が可能なのか等を検討する必要がある。そこで本研究会では,批判的思考の領域普遍性と領域固有性について話題提供と討論とを通し,議論を深めたい。


プログラム

13:30
企画趣旨藤木大介 (愛知教育大学)
13:40 「批判的思考を支える汎用スキルと態度:領域固有のリテラシーとの関係」楠見 孝 (京都大学)
14:30「高次リテラシー育成と批判的思考の領域固有性」
沖林洋平 (山口大学)
15:20 休憩
15:30 「中学生のための“批判的思考力”教育と尺度開発」
池田まさみ(お茶の水女子大学)・安藤玲子(金城学院大学)
16:20総合討論


参加費・参加方法

日本認知科学会
SIGLALホームページ