注3.0 HTML文書を書く


 HTMLとは,HyperText Markup Language の略です。HTMLで作成されたドキュメン トは,基本的にテキストファイルです。HTMLは,文章以外に,画像,音声,動画を 扱うことが出来ます。凝ろうと思えば,いくらでも凝りまくれます。しかしここで は,「手っ取り早く」ということで,文章と画像だけに絞って説明します。

 HTMLでは,テキストファイルの中に,いろいろな命令を<タグ>の形で埋め込み ます。たいていのタグは始め<タグ>と終り</タグ>があります。LaTeX を知っ ている人は,この考え方には馴染みやすいと思います。中には単独で使うものもあ ります。タグにはオプションが付く場合もありますが,それについては後で説明し ます。
 ちなみに,タグの中では,大文字と小文字の区別はありません。


基本(これで大体書ける)

タグ機能
<HTML>...</HTML>これで囲まれた部分が,1つのHTMLファイ ルになる
<HEAD>...</HEAD>ヘッダ部(タイトルとメタタグなどを書く) を示す。
<TITLE>...</TITLE>タイトルを示す。タイトルは,アルファ ベットを使うことが望ましい。
<Hn>...</Hn>見出し。nは1から6まであるが,普通は3ぐら いまでで充分。
<P>...</P>1つのパラグラフを囲む。(パラグラフの最後に <P>だけを書いても良い。
<BR>強制改行。単独で使用。
<HR>横線。長さや太さも変えられる。単独で使用。
<A href="*.html">... </A>ハイパーリンク。"*.html" で指 定した他のファイルへ飛ぶことが出来る
<IMG src="*.gif">画像の読み込み。"*.gif"という名前の GIF ファイルを読み込む。

リスト(箇条書)に必要なのはこれだけ

タグ機能
<UL>...</UL>Unnumberd List の略。マーク付のリスト
 <LI>項目の先頭のマーク。3種類選べる。
<OL>...</OL>Ordered List の略。番号付のリスト
 <LI>項目の先頭の番号
<DL>...</DL>Description List の略。 見出し付のリスト
 <DT>,<DD><DT>は見出し(定義),
<DD>はその説明(意味)

テーブルはこう

タグ機能
<TABLE>...</TABLE>テーブル
<TR>...</TR>項目の縦の区切り(水平線に対応)
<TH>...</TH>見出しの横の区切り(垂直線に対応)
<TD>...</TD>項目の横の区切り(垂直線に対応)

フォント

タグ機能
<SUB>...</SUB>下付文字
<SUP>...</SUP>上付文字
<FONT>...</FONT>フォントの設定(色やサイズなどの設定)


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