プリンタモデルが正確なら,正確に帯電量が計算できるので,インクが定着するかどうかも正確に求めることができ,したがって出力画像を正確に予測することができます.電荷量を決める関数としては,
f(x, y) = a exp(-b(x^2 + y^2))
の形式のガウス分布を想定します.この係数a, bを決めることができればプリンタモデルを求めたことになります.実際には,離散平面上での計算になります(2次元配列上での計算).したがって,単に2つの係数を求めるだけではなく,適当なサイズの正方重み行列を求めることになります.
同じ個数の1を含む2値画像の中にも,印刷画像として所望の明度を出せるものと,そうでないものがあります.たとえば,P1, P2, …をそのようなすべての2値画像とし,g(Pi)を画像Piの平均明度としましょう.すべての画像を平均明度の順にソートしたとき,g(P1)…g(Pn)の平均値から遠く離れた平均明度g(Pi)をもつ画像Piは,明度の再現性が悪いので,2値画像として禁止すべきです.逆に,平均値付近の値をもつ画像は推奨されるべきものです.
かなり計算量的には大変ですが,すべての2値画像を列挙して,上記の平均明度をすべて求め,良いパターンと悪いパターンを求めて,その一般的な傾向を導き出したいと考えています.このとき,どうすればすべての2値画像を列挙するができるでしょうか.鍵は逆探索と呼ばれる技法です.k個の1を含む画像は全部で何通り存在するでしょうか?それらをすべて列挙することが妥当な時間内に可能でしょうか?濃度補正をどのように行うかも重要です.