石が丸くなる

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 河原の石が丸くなるのは「なぜ」か。

  この理由は簡単ですね。そう,石と石がぶつかったり,砂が石をみがいたりするから。

 ところが,それなら角ばった石が小さくなるだけではと考える子もいた。

  そうです。その考え方はとても良いです。面積当たりに受ける力が同じならその考え方は正しい。

  では,なぜ,角が取れるか? 平らな面をおとしても落としてもこわれないが,

  角のところを落とすと角が欠けることがあります。角は力がかかることがわかります。

   砂に平手で押しても砂に指はもぐりませんが,指を立てると簡単に砂に指はもぐります。

   こんな実感や体験をわたしたちはもっていますね。

 さて,この石が丸くなる実験をすることができるでしょうか。自然では観察ができます。

 理科室では,大きさが小さな実験ならできます。

 

 準備する物

  1. 生け花用の「オアシス」 100円ショップやホームセンターで煉瓦ぐらいの大きさ
  2. ふた付きのガラスビン(450mL程度)
  3. 道具として,カッターナイフ

 準備作業

  1. オアシスをカッターナイフで約2cm角に10個切り出す。
  2. 水をガラスビンに2/3ほど入れる。

 実験

  1. 2㎝角のオアシスを8個,水の入ったビンに入れる。
  2. 比較のため,切り出した2cmオアシス1個を机におく。
  3. 50回ふった後,1個のオアシスをとり出す。
  4. 100回,150回,200回ふった後に,それぞれ1個ずつオアシスをとり出す。
  5. 合計5種類のオアシスを,大きさ,形の絵をノートに書く。
     (定規で長さを測ると,素晴らしい)

 実験結果の写真

 

 

【コメント】 この実験は経費が少なく,準備時間はほとんどオアシスの切り出しであるので,予め2cm角のオアシスを準備するのであれば,

簡単な実験だが,結果はふる回数に差が表れるので,子どもたちに分かりやすい。

なお,軽石を使ってみたが,時間がかかるのに結果が判然としない。発泡セメントは入手が難しく,値段もオアシスに比べて高い。