モミジの葉はなぜギザギザがあるのか

3-6年生の理科において,

 ある子供がやってきて,「葉っぱはとんがった丸いものが多いのに,
なんでモミジのように切れている葉があるの?」と聞いてきた。

この質問には参った。
「そうだね,タンポポ,キク,やヤツデの葉も切れているね。
葉は切れていないが,ヘチマの葉はギザギザがあるなぁ。
どうしてだろう。理由は難しいことだろうが,一緒に想像しようね。」

早速,家のネットで調べてみた。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=0434
結論は「今は誰も知らないようだから、大きくなったらこの謎を解いてみせてね」
ということらしい。しかし,わかったことがある。

ヘチマの子葉は長円の形であるが,本葉はギザギザがある。
これは目的が違う。子葉は養分をもっているが,
本葉は光合成をして養分をつくる。子葉は先祖型であるとされている。
では,なぜ,ギザギザ型へ変化(進化)したのだろうか。
まだまだ,疑問が残る。

最近,TameshigeらはEPFL2というペプチド(アミノ酸が128つながった)が
オーキシンという植物成長ホルモンの作用を促進することを見出しました。
実際に,EPFL2を持たない物(変異株)と自然にある野生株と比較すると,
EPFL2の量が大きく違うことが分かりました。

このことはギザギザはEPFL2という植物ホルモンと合わさって,
植物ホルモンを葉先へ運ぶかどうかで,ギザギザがあるかどうか分かるということです。

ようやく,ギザギザがはにできるしくみが分かり始めました。
本来へ戻って,なぜ,モミジは切れているかというなぞの
手前まで来たといえるのが,現状です。

子供の何でもない質問は現在の関連学会でも大きなテーマとなっていることです。

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2017.8.5 記