大正12年に国指定天然記念物の桜。
岐阜県揖斐郡大野町南方
樹齢 初代は1833年暴風雨で倒れ、根元から出た2代目の若芽も1934年に枯れ、根元から成長した3代目が現在の桜。
原木は岐阜県揖斐郡大野町加納の田圃の中に土盛された古墳の上に生育している。この桜、一本の樹に一重咲き、八重咲き、二段咲きの三通りの咲き方を枝によってする珍しい桜。「二度桜」の名は、一年に二度咲くという意味ではなく、一重咲きの花を4月上中旬に咲かせ、やや遅れて花の中からさらに一個または数個の花を突き出して咲く。このような花が同じ木に二段咲きするのでこの名がある。赤芽の「ヤマザクラ」とみられるが、葉の表面に剛毛が立毛する大きな特徴をもつ。
平成18年7月7日作成