★奥様、病院に行く (2000年11月2日
最近、うちの奥様の体調が思わしくなくなかったんで、今日とうとう病院にいく ことにした。どこの病院にいこうかなぁ、なんて日本だったら考えることもでき るけど、ここでは無理。1年間の海外障害保険にしっかり入っていたので、とり あえずこちらの窓口に相談することにした。JAICといって沢山の障害保険を取り まとめている事務局がちょうどフランスにあり、しかもイギリスからはフリーダ イヤルを使えるということで、とりあえずこちらに相談した。症状や保険番号な どいろいろ聞かれ、キャッシュレスサービスで診察を受けることにした。 ちょうどロンドンの北側に「日本クラブ北診療所」というのがあってそこに行く ことにした。 普通だったらケンブリッジの病院にいけばいいのだろうけど、キャッシュレスサー ビスを受けられないのと、やっぱり症状を正確に伝えられるか自信 がないというコミュニケーションの問題から、ロンドンまで足を運ぶことにした。

体調が悪いといっても、電車に乗れないぐらいひどいわけでなかったので予約し た時間にあわせてロンドンに行った。目的地の診療所へは難なく行けて、予定通 り2時間で到着した。普通は1時間で着くんだけど、前の記事にも書いた通り、ま だケンブリッジ−ロンドン間の路線が復旧しておらず、遠回りのルートで移動した ためいつもの倍時間がかかってしまった。診療所は、ちょうどイギリスの病院の 1フロア分を借りて運営されていた。予約した時間より少し早めに着いたけど、 すぐに診察をしてくれたのでとっても助かった。日本人クラブというのだから日 本人の先生に日本人の患者さんがいるわけだけど、けっこう診察に来る人が多い のには驚いた。というか、それだけロンドンには日本人がいるわけで病院経営も 成り立つんだろうなぁと感心してしまった。で、肝心の診察だけどものの20分位 で終り、単なる腹痛ということだった。奥様本人は先生からこの診察結果をもらっ たことで改めて*安心*したみたいである。何ともないということで、薬をもらっ て後はケンブリッジに帰ることにした。 診察料はキャッシュレスだったのであとは事務局が保険業者に直接問い合わせる とのことで、結局かかった費用は交通費のみ。 ところで余談だけど、イギリスの病院のなかには、何故か教会があったのには驚 いた。こっちでは普通のことなんだろうけど、たまにこういったことで驚くこと が多い。日本だったら、病院の中にお寺があるようなものだからね。

人間って現金なもので、症状も軽く、診察結果何ともなかったという言葉を聞い たら、一安心してしまい、せっかくロンドンまで来たのだからということで、買物に出 かけることにした。 いつもロンドンにいくと顔を出している "Arigatou" という日本食材料店 に寄って買い貯めし、ちょうど夕方だったので「寿司」を食べて帰ることにした。 こっち話題については沢山書きたいので、次の便りで触れることにしよう!


Created by M. Unoki, 6 Nov. 2000
Back Unoki's HomePage