★ミリタリータトゥー (2001年8月3日
エディンバラの夏といえば、フェスティバル。フェスティバルと言えば、そうミ リタリータトゥー。とっても有名なフェスティバルでエディバラ城の門の前に特 設会場が設置され、ここで約2時間にわたる演奏を見れるんです。僕等はこのチ ケットの購入方法などを一切しらなかったため、フェスティバルには興味があっ てもなんのチケットも押えずにエディンバラにひょっこりと遊びにきてしまった。 でも、それでも何とかなるんですね〜。

地球の歩き方を参考に、ミリタリータトゥーのBox Officeの前に、開店時間の2 時間前、そう、朝の8時から並び、当日券のキャンセルチケットを入手すること を考えたんです。本によれば、かなりの行列になるとあったけど、僕等は先頭か ら3番目、しかもそんなに長蛇の列にはなってなかった。しかも今日はフェスティ バル初日とチケット入手が困難とされる日なのに…。 午前10時近くになると、豚の尻尾のような列も知らない間に大蛇のような列になっ てた。奥様と2人で「並んでおいてよかったぁ〜」と声を合わせてしまった。オ フィスがオープンし、速攻で、キャンセルチケットをゲットしようと、カウンター へ。ものの見事にキャンセルがあり、正面席(£24/人)と横の席(£14/人)が あったけど、横でも全然問題ない場所だったので、横のいい席をおさえてもらっ た。「ラッキー」。まさか本当にキャンセルチケットを手にいれることができる とは思わなかっただけに、これでミリタリータトゥーが見れると、2人ではしゃ ぎまわってしまった。

気分上々にして、夕方までエディンバラ市内の観光をすることにした。エディン バラ城内はもちろん、ニュータウン、グラスマーケット、忠犬ボビー(イギリス 版ハチ公)などを見てまわった。カールトンヒル(ギリシャ風神殿)にいったら、 エディンバラ市内だけでなく、海まで見えて絶景だった。

フェスティバルの前に、一度ホテルに戻り、隣のレストランで夕食を取ってから、 城に向かった。城前にある特設会場入口はすごい人の波でごったがえしていて、 入場するのが大変だった。夜9時にミリタリータトゥーが始まるということで、8 時半には会場に着いたのだけど、自分達の席に着く頃には開始10分前だった。 フェスティバルの司会者のトークで、フェスティバル開始が盛り上がる一方、司 会者の「今日、はるばるアメリカから来た人〜」の問いかけに、アメリカンが一 斉に「どーーー」と反応する。これをいろんな国民に尋ねるもんだから、しまい に「今日、はるばる日本から来た人はいるか〜」の問いに、少数派の日本人観光 客も「うぉーーー」と反応。国民性なんだろうか、それなりに人数がいても反応 が小さいのには少し悲しかった。このかけ声、一番の反応が高かったのはやっぱ り、スコテッシュな方々。凄かった。

さあ、ミリタリータトゥーの始まり。まずは、スコットランド自慢の鼓笛隊やパ イプ隊などが指揮者らといっしょに、エディンバラ城から出て来て、会場の前を 行進。みごとな演奏とともに会場が盛り上がる。指揮者が正面席にある貴賓席に 向かって敬礼すると、一番、お偉い方の全身が電飾でピカピカと輝く。なん じゃありゃ〜、昔の「タケチャンマン」(知っている人いるかな?)じゃないか って感じで思わず吹き出しそうになってしまった。次に、ブラスバンド隊の 行進と続き、合計5隊とフラダンスやロシアンショーみたいなものも見ることが できた。各ショーが終ると、最後にすべての隊が合流し、大演奏会となった。 これがクライマックスで、正味、2時間のフェスティバルだったけど、見ごたえ 十分。一人£14というお金は安すぎるくらいのショーだった。見終った後、しば し感動で放心状態。やっぱりミリタリータトゥーが見れてよかったとしみじみと 思ってしまった。エディンバラに来て、これを見れなかったら、本当に残念で、 後悔しまくってただろうなぁ…。ここへ旅行計画中のあなた、何が何でもチケッ トを手に入れて下さい。やっぱり夏のエディンバラに来て、フェスティバルを見 ないのは絶対に損です。保証します。

フェスティバルの後は、混雑の中、ホテルまで一直線。今回は、本当にいい旅だっ たと思う。さて、ちょっと余談ですが、この旅のきっかけになったのは、池田先 生ご家族の一言だったんだけど、偶然にも偶然、彼らとばったりエディンバラで 会っちゃいました。しかも同じホテルで!こんな偶然ってあるんでしょうか?あ るんでしょうね〜。いろいろと観光について話し込んじゃいましたよ。

Created by M. Unoki, 3 August 2001
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