そうこうするうちに、ロイ先生がドイツにも、日本でいう関東と関西の対決があ るんだ！といい始めた。対決といういい方には語弊があるかもしれないけど、ロ イ先生から見た日本には、関東ピープルと関西ピープルのおかしな戦いに見える そうな。食生活から言葉の違いなどなど。今は、僕はどっちも大好きだけど、関 西に住む前まではちょっと壁があったかな。まぁ、この話はいいや。 それで、ロイ先生の言葉にメンバー全員がいっきにヒートアップした。 というのは、前にも書いたけど、メンバーの中で僕とロイ先生を除いた全員がド イツ人である。CNBHもドイツ語でかかれたZNBHなんてロゴが研究室にあるくらい。 で、ドイツでは、正確にいうと、関東ピープルと関西ピープルに分けられるので はなく、南北で分けられるそうな。 中心はどこかと尋ねたら、フランクフルトを中心に北と南だそうな。 ミュンヘンは南、北にはあまり大きな都市はないけど、北東にストレンジな首都、 ベルリンがあるそうな。何故ストレンジかというと、普通首都は中心に位置する はずなのに、北東の国境にあるからだとか。 で、話を元に戻すけど、南北の境界線にはまた北側の人間と南側の人間で解釈が 違うとか。もちろん、研究室内でも南北に分かれているみたい。 話が更にヒートアップすると僕の英語力ではもう理解できないところ までなってきた。しょうがないので、日本語で書かれたマップをもって来て、もっ と詳しく教えてくれ！と尋ねたら、みんなおおうけ。 日本語で書かれたドイツ地図を始めて見たらしく、みんな興味深々。さっきまで のヒートアップも一転、大爆笑で、ランチの一時を終えた。 このCNBHでの熱い戦いはこれからも続きそうだ。