ラガーマン、負傷する! (2000年10月8日
最近、Darwin Collegeのバスケット部の練習に頻繁に参加させてもらっている。 これまではまだ学期の終りということで厳しくなかったけど、今月から新入生が 入り、しかもカレッジリーグが始まるということで練習にも熱が入る。 僕はカレッジのメンバーではないのだけど、Parham(ATRのときの同僚。 Univ. of Cambridge出身)の紹介で練習だけに参加させてもらっている。みんな 大学生で実は僕とは年が10歳近く離れている。みんなとっても元気だ。僕も負け じと頑張って入るものの体力差がありすぎ。しかもみんな背が高い。自分も日本 では背が高いほうだと自負していたけど、ケンブリッジは中くらいになるんだろうな。

さて、今日も練習に熱が入り、みんなでもくもくと頑張った。後半はミニゲーム もどきの練習をした。ここでアクシデントが起こった。 僕がディフェンスをしていたとき、強引にメンバーの一人が切り込んできた。 しかも肘を張って。伸長差もあって彼の肘は僕の顔面を直撃した。 もちろん彼のファールである。 しかーし、いつもの篭やだったらこんなダメージを受けることにはならないのだ ろうけど、気が付いたら、唇から大量の血が…。 いやな予感がして、自分の唇を舌でひとなめしてみる。 ぽっかり穴があいているではないか? こんなの高校時代のラグビー以来だ。実際、ラグビーで2回程唇をきって縫った 経験をもっている。 トイレに駆け込むと、案の定、唇をかなり切っていた。 傷は結構深かった。歯で思いっきり切ったからだ。しかも1箇所ではなく2箇所。 表と裏ね。トイ面できれいにやっていた。 日本にいたときなら、速攻で外科医にいって縫ってもらうところだろうけど、こ こはユナイテッドキングダム。縫うとなれば結構なお金がかかることだろう。 一応、保険はかけてきたけど、手術に近いものになれば普通高額の治療費を請求 される。 「うーん、どうしよう」。練習が終ったころにはもうほとんど血も止まり、唇だ けが大きく張れていた。当事者やみんなからは大丈夫か?と聞かれたが、こんな とき「大丈夫」としか言いようがないだろう。まぁ、実際大丈夫だったわけだけ ど。

家に帰ると、奥様から「何その唇!」と指摘されてしまった。 もうそのころには血も完全に止まっていて、傷口も塞がってしまっていた。 なので病院にいくこともなく、そのまま自然治癒を待つことにした。 ただバイキンだけは心配だったのでまめに消毒をすることにした。 翌朝は、まさにいかりや長介に似たいい唇になっていた。

Created by M. Unoki, 6 Nov. 2000
Back Unoki's HomePage