★ドーバー海峡を渡る (2001年6月22日
今日から、2泊3日のパリ旅行。これまでは、ロンドンにある日系の旅行代理店に 旅行手配をお願いしていたけど、今回は、純英国の旅行代理店 Crusader とい うコーチ(長距離バス)旅行会社にお願いした。ここでは、ヨーロッパ国内のコー チ旅行に関する沢山のツアーを組んでくれている。例えば、ブリュッセル2泊3日 とか、イタリア7泊8日など、盛り沢山。しかも料金がとっても安価で、これまで にみて来た旅行代理店での価格よりも断然安かった。まぁ、移動が飛行機でなくっ てコーチだからというのもあるけど、飛行機とは違い、コーチから景色をみなが ら旅行できるっていう旨味もある。

ということで、今回は、パリ2泊3日のコーチ旅行に挑戦。ケンブリッジ駅前に 7:30に集合し、コーチのピックアップポイントへ。ケンブリッジからの参加人数 が少ないためか、高速入口までタクシーでの移動となった。ここでコーチに乗り 換え、Essexにあるコーチ合流ポイントまで一直線。途中、僕等と同じように、 何組みかをピックアップしてた。 さて、コーチが合流点(場所の名前を失念)に着くと、同じCrusaderのコーチが 沢山集まっていた。これらは、英国内のいろいろなポイントから参加するメンバー をピックアップし、ここに集合するみたい。次に、ここで、目的地別にコーチを 乗り換えた。僕等は、Paris行きのコーチへ。この日のParis行きのツアーは3台 のバスとなっていた。小休憩を挟み、いざ、ドーバー海峡へ。時刻はちょうど 11:00だった。

1時間ほどの移動だったろうか、目的地のドーバー海峡へ到着した。英国に来て、 はじめてみる海だった。海の色は、日本とは違っていた。どっちもそんなにいい 色はしてなかったけど。塩臭いのがなんだか懐かしい。この海をみると、うっちゃ んナンちゃんのTV番組でドーバーを横断したことを思い出す。本当にやったんだよ なぁ、彼らは。

さて、英国からフランスのCalaisまでフェリーで渡るには、当然、パスポートコ ントロールを通らなければならない。コーチ専属のガイドさんがNon-EUの人数を 把握するため、参加者全員にアナウンスを促していた。僕等を含め、8人の Non-EUが参加しているみたい。で、パスポートチェックはどういう形でやるのか というと、ゲートにコーチまるごと入り、バス内に審査員が入って来るというわ け。一人一人のパスポートを見せるわけだけど、みるといってもパスポートの写 真くらい。僕等のなんか表紙のJAPANをみるだけだった。 ちょっと面くらい。まぁ、出国だからあまり問題ないんだろうね。入国はヨーロッ パ一厳しい審査があるというのに…。

パスポートコントロールも無事通過し、いざフェリーへ。Foot and Mouseの影響 で、フェリー内へは肉製品、手作りの弁当(サンドウィッチ)などの類は一切持 ち込み不可とのことで、みんなバス内で自分達の胃袋へ処分していった。フェリー へはバスごと乗り込み、そこで一旦、各自自由行動となり、Calais到着前に再度 集合ということになった。フェリー内は、レストランやバー、Channel shopとい う免税店がある位で特に時間潰しをできるところがなかった。外に出られるもの と思っていたけど、実際には船の外にでることは出来ず、ドーバーの潮風を浴び ることはできなかった(かなり残念)。時間的に1時間弱と、雰囲気としては、 青森と函館を結ぶフェリーのようだった。

現地時間(英国との時差は1時間)2:00に、Calaisに到着。再びコーチに乗り込 み、いざParisへ。高速で約300 kmの距離で到着するようだったけど、バスの運 ちゃんが安全運転してくれたので、夕方頃にPari郊外に到着した。左手にシャル ルドゴール空港が見え始めた頃から、Parisは大渋滞。金曜日の夕方というのも あるんだろうけど、バスがいっこうに先に進まない。おかげで何度も飛行機の着 陸シーンをバスから眺めることができた。予定では、Early eveningに到着とあっ たので、7時頃にはホテルに到着するはずだった。それが渋滞のせいで目的地、 ラ・デファンスには8時過ぎに到着してしまった。

お世話になるホテルは、HOTEL IBIS。まぁ、世界によくあるチェーンですね。 NOVOTELとも同じ(?)経営だったはず。★★★★なので、とってもきれいでした。 さて、ラ・デファンスに到着したのはいいけど、まだ外は明るいし、せっかくの 観光なので、部屋に荷物を置くなり、すぐに外へ。ここには、グランドアルシュ という、5つの凱旋門のうち、もっとも新しいモミュメントがある。ホテルから 歩くこと10分で、到着。このアーチ、大きさでいうと、高さ110 m、幅106 m、奥 行き110 mととてつもなく巨大だった。この付近には、前面ガラス張りの高層ビ ルが立ち並び、小高い丘にあるみたい。アーチを背にすると、前方へは凱旋門、 エッフェル塔などが見える。絶景だね!まだ外が明るいから電飾が少しし か見えなかったけど、暗かったらものすごく綺麗だったと思う。

さあ、ちょっとした観光も終え、空腹の僕等の胃を満足させに、いざレストラン へ。高級レストランは避けたかったので、中級程度のレストランを探すと、ビス トロ・カフェというところを発見。メニューをみると、フランス語だったけど、 下に英語で併記されていたので、それをみながら入るかどうか決めた。まぁ、日 本人をぼったくりそうな店じゃなさそうだったので、ここに決定。英国では肉に 飢えていたので、もちろん、ビーフステーキを頼んだ。あとは、赤ワインのデカ ンテ。料金もとってもリーズナルブルで味もよしと、文句なかった。特に、ビー フにかけられていたソースがとってもおいしかった。初めて食べる味だった。 満足、満足。さあ、明日からパリ散策。

Created by M. Unoki, 22 June 2001
Back Unoki's HomePage