03.02.05現在

12/27版ワークブック

[ワークブック正誤リスト] [補足説明]


[ワークブック正誤リスト]

問25 図中にa,b,cが示されていません。上から順にa,b,cとなっており、問題のcは横軸が0.9のところで縦軸の値が0.8ちょっと上となっている直線を指しています。また、図の線の位置がずれています。

問39 平均到着率の単位時間が誤っています。
誤 平均到着率が2(/秒)
正 平均到着率が2(/分)

問62 図の線の位置がずれています。


[補足説明]

FITについて
FIT(Failure unIT)は、1000時間あたりに0.0001%の確率で故障が生じる、すなわち10の9乗時間に一度、故障が生じるという確率を示す単位で、信頼性の世界ではよく使われます。確率ですので、独立した部品を複数集めてつくられたシステムでは、各部品のFIT数を足し合わせたものが全体としてのFIT数となり、容易に計算ができます。
1FITということは、MTBFは10の9乗時間ということになります。
稼働率、MTBF、MTTR
システムを利用している時間が正常動作の時間と故障による修理の時間が交互に来るものとみなしたとき、正常動作時間の平均がMTBF、修理時間の平均がMTTRと呼ばれます。稼働率A(Availability)は全体の時間の中の正常動作の時間という定義で与えられますので、A=MTBF/(MTBF+MTTR)となります。
直列システムと並列システムの稼働率
稼働率がそれぞれA1, A2, A3,..., Anであるシステムを直列に接続する(つまり全てが正常に動作せねばならない)とき、全体の稼働率は掛け算となり、A=A1*A2*A3*...*Anとなります。一方、並列に接続したばあいには、全てが動作しないとき以外が稼働率となりますから、全体としてはA=1-(1-A1)*(1-A2)*(1-A3)*...*(1-An)となります。