0) シリアルの接続とログイン PCとMegaAccessの間の接続はストレートのシリアルケーブルで行います。ストレートケーブルがない場合にはクロスケーブル二本を接続することで代用できます。クロスケーブル間の接続にはASX-200と一緒に配付したD-sub15ピンのメス→オス変換コネクタを使うことができます。 ログインする際にパスワードは必要ありません。 1) コマンド 「help」とタイプすることで全てのコマンドを表示できます。また「help」のあとにコマンド名を入れることで各コマンドの説明を見ることができます。 2) ATMとの接続をブリッジとして動作させるための設定 ATMの接続をブリッジモード(RFC1483)にします。VCの確立はPVC(Permanent Virtual Circuit)のみになります。実際にはブリッジモードで動作するようにデフォルトで設定されています。 > vlancntl tp VLANの1と2を有効にします。 > vlanstate enable 1 2 VLAN1にポート1と2、またVLAN2にポート3と4を追加します。 > vlanadd 1 port 1 2 > vlanadd 2 port 3 4 ATMとVLANの間のブリッジを設定します。ここではPCRが5MbpsであるようなVCを設定しています。 > vlanadd 1 tp vpi=1 vci=100 pcr=5 > vlanadd 2 tp vpi=1 vci=101 pcr=5 また、PCRの設定には制限があります。制限は以下のコマンドで確認できす。確立するVCが複数の場合と一つの場合では制限が異なることに注意してください。 >vlaninfo -p 3)設定の変更 設定を削除してから再設定を行います。以下の例ではVLAN1に対応するVCのPCRを10Mbpsに変更します。 > vlandel tp vpi=1 vci=100 > vlanadd 1 tp vpi=1 vci=100 pcr=10 4)設定の保存 設定はフラッシュメモリに保存しなければ、次回の起動時には全て消えてしまいます。現在の設定を保存する際には以下のコマンドを実行してください。実行に成功したコマンドがフラッシュメモリに保存されます。 > jnlon [保存したいコマンド] > jnloff MegaAccessを再起動するとフラッシュメモリに保存されたコマンドが再実行されます。また、フラッシュメモリ上のコマンドを手動で実行する方法は以下の通りです。 > jnlexec 5)初期化 起動時にハードウェアチェックをしている間に一度「Ctrl」と「X」を同時に押してしばらく待つと、以下のような出力があります。ここで「1」を押します。本当に初期化してよいのか聞かれるので「y」を押します。最後に「jnlexec」を実行しデフォルトの設定を読み込み、全ての設定をやり直します。 Software Maintenance Menu 1>Factory Default 2>Noexec Boot 3>Cancel Select:1 OK(y/n)?:y Password: > jnlexec