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メディアの力で未来を楽しく

宮田研究室 MIYATA Laboratory
教授:宮田 一乘(Miyata Kazunori)

E-mail:miyatajaist.ac.jp
[研究分野]
Visual Computing, Fun Computing
[キーワード]
コンピュータグラフィックス、メディアアート、インタラクティブシステム、VR、感性情報処理、質感情報、制作支援

研究を始めるのに必要な知識・能力

ある程度の基礎体力(数学、物理、英語)とほんの少しの専門知識と旺盛な好奇心

この研究で身につく能力

CG技術はすでに生活の中に深く浸透している基幹技術でもあり、遍在した表現技術・インターフェイス技術としてさらに発展していくことでしょう。今後重要になることは、ごくあたりまえのものとして使われている技術を、どのような場面に応用して、人々の生活にどのように貢献していくか、を考え抜くことです。研究室では、技術偏重の教育ではなく、「人」の役に立つにはどうすればいいのか、どのような問題があり、それをどのように解決するのか、の知識創造を重視した教育を目指しています。当然のことながら、技術そのものを学ぶことはできますが、それ以上に、人間が生み出してきた価値を活かし、新たな価値を生み出すための学びの場を用意しています。多様性のある学びの場で、多くの人と接しながら自分自身を磨いてほしいと願っています。

【就職先企業・職種】 電機、印刷、家電メーカ、ゲーム産業、インターネットサービス産業など

研究内容


図1.漆工芸品のビジュアルシミュレーション

図2.プロシージャルモデリングの例

図3.積み木キャッスル

図4.かおさがし

図5.風景バーテンダー

 CG、特にプロシージャル(手続き的)モデリングや質感表現に関心を持っています。また、メディア技術とセンシングデバイスの組み合わせによるインタラクティブな仕組みの開発にも興味を持っています。今までにない新しい表現手法を生み出すことを目的に、CG技術をコアにその周辺分野の知見を積極的に取り入れています。

(1)Visual Computing

 プロシージャルモデリング、質感表現、アニメーション、ノンフォトリアリスティックレンダリング、画像処理などの研究を進めています。また、感性情報処理や制作支援などにも取り組んでいます。
 例えば、図1は漆工芸に用いられる金箔および漆素材の反射率の計測データを用いた素材表現の例です。金箔の表現では、表面の微細な皺が質感を大きく左右します。図2は、手作業での制作に多大な時間を要する大量の幾何形状をプロシージャルに生成することで、制作支援を目指した事例です。

(2)Fun Computing

 “Fun Computing”とは、人々を楽しませるためのメディア技術の応用法を意味する造語です。Fun computingは、退屈な作業や身体を動かすことへの動機づけになると考えています。
 例えば、図3に示す「積み木キャッスル」では、体験者は現実世界で積み上げた積み木が、仮想世界でダイナミックに城に変化するという体験を楽しむことが出来ます。図4の「かおさがし」は、身の回りにある顔のように見えるモノたちと遊ぶことができる作品です。図5の「風景バーテンダー」ではカクテルの材料を風景の要素とし、それらをシェーカで混ぜる事で風景のCGを作成する事が出来ます。

主な研究業績

  1. Kaisei Sakurai, Kazunori Miyata, “Modelling of Non-Periodic Aggregates Having a Pile Structure,” Computer Graphics Forum, Vol. 33, Issue 1, 190-198 (2014)
  2. Haoran Xie, Kazunori Miyata, “Real-time simulation of lightweight rigid bodies,” The Journal of Visual Computer, Volume 30 Issue 1, 81-92 (2013)
  3. Kazunori Miyata, Katsuhiro Umemoto, Takeo Higuch, “An educational framework for creating VR application through groupwork,” Computer & Graphics, Vol.34, Issue 6, 811-819 (2010)

研究室の指導方針

検索エンジンを使えば、必要な情報を簡単に得られる時代ですので、情報を持っているだけでは意味はありません。自分の知識をどのように組み合わせて、新たな価値を生み出すのかが重要です。研究室では、学生に「なぜそう考えたのか」「なぜそれが必要なのか」を繰り返し問うようにしています。自分の頭で考える、アイデアを文章として残す、言葉として発することを繰り返し、質問やコメントなどのフィードバックを得て、より良いアイデアへと昇華していきます。批判されることを恐れずに、積極的に情報発信できる人物に育ってほしいと思います。

[研究室HP] URL:http://www.jaist.ac.jp/~miyata/LabHP/index.html

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