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創造的な働き方を支援する手法とツールの研究開発

西本研究室 NISHIMOTO Laboratory
講師:高島 健太郎(TAKASHIMA Kentaro)

E-mail:
[研究分野]
ナレッジマネジメント、Human Computer Interaction(HCI)
[キーワード]
知識創造、創造活動支援、コラボレーションソフトウェア、ワークプレイス環境

研究を始めるのに必要な知識・能力

組織内のコラボレーションや仕事の進め方への関心と問題意識、そのために自分でアイデアを考え、実践してみたい、形にしてみたいと思うこと。経営組織論またはメディア開発の知識があると望ましいですが、必須ではありません。

この研究で身につく能力

(1)理論と研究方法論の学習を通じて、組織内の人間の活動を分析し問題発見を行う能力 (2)研究活動全般を通じて、テーマを定め、調査・システム開発・検証実験を通じて実現する能力 (3)論文執筆を通じて、論理的なストーリーを構成し表現する能力を養います。

研究内容


図1.開発部門でのコミュニケーションネットワーク(左)と
会議セッション(右)の可視化


図2.ストーリー形式でワークプレイスの出来事を
伝える場のアウェアネス伝達システム


図3.ワークプレイス改善に向けたアイデア出しセッション
を支援するセンシング情報提示ディスプレイ

 アイデアが湧き出し実現される知的生産能力が高い組織・チームづくりのための仕組みについて研究しています。縦割りの解消、理念浸透など制度レベルでの課題もありますが、私はより具体的な人間の活動のレベルに着目しています。経営組織論の知見と情報科学を組み合わせ、センシング技術・データ解析技術を用いた人間の活動分析、コラボレーション改善のためのツール・手法の開発といった働き方の支援のための研究を行っています。

(1) (創造的な)働き方の分析

 作業内容をトラッキングし分析する手法、コミュニケーション計測装置、質問紙などを用いて、創造的に働くチームや個人の活動の可視化と特徴の分析を行っています。例えば、企業の開発部門のコミュニケーションの分析や熟練したデザイナーの作業手順の分析を行っています。

(2) コラボレーションツールの研究開発

 組織内のコミュニケーションを円滑化するツールの開発を行っています。特に分散オフィス・リモートワーク環境で存在感や情報の共有を支援するツールの研究開発を行っています。

(3) 知識創造のための手法の拡張

 フィールドワーク、ブレインストーミング、アイデア収束、プロトタイピングはアイデアの種を見つけだし、育てるための重要な手法です。これらをより効果的に行えるように、手法の改善、計算機による支援方法の研究を行っています。例えば、フィールドのセンシングデータを分析・表示することでフィールドワーク後の振り返りとアイデア出しを支援するツールの開発を行っています。今後、機械学習技術も積極的に組み込んでいく予定です。

主な研究業績

  1. Kentaro Takashima, Dai Senoo:“Evaluation of ‘Virtual Same Room’ System in Actual Enterprise: Effect on Worker’s Interaction and Behaviors for Knowledge Creation,” Proceedings of 21th Pacific Asia Conference on Information Systems (2017)
  2. 高島 健太郎, 妹尾 大:Office Teller-分散オフィスにおける「場のアウェアネス情報」伝達による連帯感,興味,理解の向上に関する研究, 日本経営工学会論文誌, Vol.65, No.3, pp.238-247 (2014)

使用装置

コミュニケーション計測装置、視線計測装置などの活動計測ツール

研究室の指導方針

研究テーマについては、研究室の研究内容の理解を深めてもらった上で、各学生の興味と自主性を重んじ、相談をしながら決めていきます。頭の中だけで考えるのではなく、調査やシステム開発など実際に手を動かしながらテーマをブラッシュアップしていくことを推奨します。テーマの構想、実践の両面で指導・サポートをするとともに、未知の問題に対して一緒にチャレンジする仲間として接したいと思います。

[研究室HP] URL:http://jaist.ac.jp/~ktaka/lab/

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