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能登の伝統を未来へ!「どぶろくの魅力発信プロジェクト」 Matching Hub への出展のご報告

 私たち「どぶろくの魅力発信プロジェクト」は、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)未来デザイン研究センターの活動に参画する学生と金沢工業大学(KIT)村山ゼミの学生が連携し、PwCコンサルティングのサポートを得て、石川県中能登町の地域資源「どぶろく」の可能性を探求する活動です 。 2026年1月16日に中能登町生涯学習センターラピア鹿島で開催される「第17回全国どぶろく研究大会」に向け、伝統文化の継承と新しい楽しみ方の提案を行っています 。

「どぶろくの魅力発信プロジェクト」の活動内容


 ここからは、「どぶろくの魅力発信プロジェクト」が行ってきた活動内容から大きく3つご紹介します!

① 「科学的アプローチ」による味覚調査とレシピ開発

 中能登町のどぶろく(「さえさ」「太郎右衛門」)の味覚を分析し、最適な食材の組み合わせ(マリアージュ)を徹底調査しました 。 調査の結果、「さえさ(甘口)×バニラアイス」や「太郎右衛門×生姜」など、意外な組み合わせが抜群に合うことを発見 。これらの知見を活かし、発酵食アドバイザー・はらこ氏監修のもと、家庭で楽しめる『どぶろくレシピブック』を制作しました 。

【作成したレシピの一例】

季節のフルーツのサラダ
どぶろくドレッシング添え
豚バラのサテ風
どぶろくディップ添え
アフォガート
in どぶろくカシスソース

② 伝統醸造の「見える化」

 技術継承の課題解決に向け、天日陰比咩神社(あめひかげひめじんじゃ)の神事における醸造工程を調査 。温度や糖度などのデータを計測・アーカイブ化し、経験と勘に頼る伝統技術の可視化に取り組みました 。

③ グラフィックレポートによる発信

 生産者の方々の想いや製造の背景を、PwCコンサルティングが親しみやすい「グラフィックレポート」にまとめ、地域のイベント等で発信しました 。

Matching Hub 展示報告


 本プロジェクトの成果を広く伝えるため、「Matching Hub Hokuriku 2025」に出展いたしました。

【展示の内容・ブースの様子】

 これまでのどぶろくの魅力発信プロジェクトの活動をまとめ、展示させていただきました。
 ブースには、Matching Hubに参加された企業や自治体の方など沢山の方々が足を運んでくださいました。

【試飲会・来場者の反応】

 Matching Hubの後半には、どぶろくの魅力を肌で感じていただくために、どぶろくの試飲会を開催しました。試飲していただいたどぶろくはもちろん、中能登町のどぶろく「さえさ」「太郎右衛門」です。
 約100人の方に試飲していただき、「どぶろくは飲んだことはあるが、中能登町のどぶろくははじめての経験だった。」「銘柄によって味の方向性が異なることがわかった。」といった声をいただきました。

今後の展望


 今回の調査で完成したレシピや分析データを活用し、2026年の「全国どぶろく研究大会」にて研究成果を発表します。全国のどぶろくファンへ中能登町の魅力を発信していきます 。

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