発表者: 上田悟司 (橋本研M1) タイトル: 〈習慣〉概念の社会科学的含意について アブストラクト: 前半で、経済学で定着化している「最適化」概念が、 いかに人間行動の記述概念として具合が悪いかを示し, 後半で「最適化」概念に代わる概念として 「習慣(=定型行動、プログラム行動)」にどの程度の 可能性があるかを検討してみる。簡略化していえば、 人間の(心と身体の)習慣が変わることが、社会が 変わることにつながり、社会が変化する背後には それを支える人間の(心と身体の)習慣の変化が 存在するだろう、というものである。