発表者:菅沼成正@中森研 タイトル:論文紹介   Axelrod, R. 1997 The dissemination of culture: A model with local   convergence and global polarization. Journal of Conflict Resolution,   41,203-206. 内容:   文化の普及 -ローカルな収束とグローバルな分極化を持ったモデル-   著者:アクセルロッド   集合に向かう傾向にもかかわらず、個々人とグループ間の違いは信頼、態度、そして   行動のなかで存続しつづける。Agent-Basedの適応モデルは集合的社会影響のメカニ   ズムの効果を明らかにする。アクターは固定された場所に配置される。基本的な前提   は、類似したアクターが隣にいれば、アクターは隣人の特性の1つを採用するであろ   うというものである。一度に1つの特徴しか扱わない以前の社会的影響モデルや文化   的変化モデルと違って、提案したモデルは異なる特徴間の相互作用を考慮に入れる。   ローカルな集合はグローバルな分極化を発生させうることを説明する。シミュレー   ションは以下のことを示している。(以下とは、)安定した同種の領域では、特徴の   総数を減らし、特徴ごとに二者択一的に特色を強め、相互作用の総数を減らし、そし   て(もっとも驚くべきことに)地理的な範囲は、ある一定のサイズ以上に成長すると   減少してしまうというものである。