担当:小林 重人 日時:05/21(月) 15:30- 場所:コラボレーションルーム3 内容:市場に流動性を与えるランダムエージェントの分析 概要:市場に対して十分な流動性を提供することは,市場を効率的に運用する上でも必要不可欠なことである. サーキットブレーカーのような市場制度の効率性を考えるためには,恒常的に取引が成立する市場だけを想定するのでなく, 市場の流動性が十分に確保されている状況からそうではない状況まで幅広く考察する必要がある. 本研究では市場に流動性を与えるエージェントとしてランダムエージェントを適用しているが, 流動性を提供するメカニズムについてはまだ明確な分析が行われておらず, U-Martプロジェクトにおいても議論の対象のひとつになっている. 今回はランダムエージェントとその他のエージェントの注文行動に注目し, ランダムエージェントが需給バランスの維持に貢献していることを示した上で, ランダムエージェントが市場に与える影響や存在意義について議論したい. また,時間的に余裕があれば,現在進めているサーキットブレーカーの新たな効果を示唆するデータについて議論をお願いしたい. Presenter: KOBAYASHI Shigeto Date&Hour: Mon. May. 21, 15:30 Title: Analysis of Random Agent as Market Maker using Artificial Stock Market