担当:小林 重人 日時:06/23(月) 15:30- 場所:コラボレーションルーム2 内容:計算機実験とインタビュー調査によるサーキットブレーカーの制度的分析と設計 概要:日本学術振興会に提出した研究計画書をもとに今後どのような研究を行っていくのか話します.    本研究では、株式市場における一時的な取引停止措置であるサーキットブレーカー制度について,    市場制度が市場全体に作用するシステムを構築して人工市場シミュレーションを行います.    そして,取引所関係者へのインタビューから得られた成果をシミュレーションに反映させることにより,    効果的なCB発動条件を示し,市場安定化に寄与する現実的なCBの制度設計を分析することを目的とします.    シミュレーションとインタビューを基にして,株価変動時の取引参加者のパニック的動向を抑制するために    作用する制度がどのような条件下で有効に働くのかということを定性・定量の両面から明らかにし,    市場がどのような状況にあるときに,取引所は緊急的な取引停止措置を講じるべきなのか,    それを制度としてどのように明記することが効果的であるかを明らかにしようとしています.    ファンダメンタル情報の具体的な取り込み方やインタビュー調査について触れていきますので,    この辺りを中心に議論できれば良いと思っています. Presenter : Shigeto Kobayashi Date & Hour : 23 Jun. (Mon) 15:30- Title : Institutional Analysis and Design of Circuit Breakers Using Artificial Stock Market and Interviewing Technique