担当:的場隆一 日時:11/02(月) 15:30- 場所:コラボレーションルーム 3 内容: 繰り返し学習モデルによる構文獲得における対称性バイアスの有効性 概要 言語進化を文化進化という面からとらえたモデルとして繰り返し学習モデルが提 案されている.このモデルは親子間の言語の受け渡しをモデル化しており,刺激 の貧困により言語のもつ合成性の進化を表している.今回,人間独特の特性であ る対称性バイアスをこのモデルに組み込む.今のところ,語彙獲得においてのみ 議論されている対称性バイアスの効力について構文獲得に適用しこの効力を調査 した.また,従来のモデルに”状態変化”を追加しこれが合成性の進化に与える影 響についても発表する. 今,博士論文の執筆をしています.私は以前,”文法素性の適用による曖昧性解消 と適用コストを効用の観点からみてどのような文法が文法しやすいのか”という研 究を行っていました.発表する 2 つの内容は繰り返し学習モデルを使っていると いう点で共通点がありますが,このトピックを絡めてのストーリー作りに困って います.もし時間があれば,みなさんの意見を参考にしたいと思います.よろし くお願いします. Presenter : Ryuichi Matoba Date & Hour : 2 Nov. (Mon) 15:30- Title : The Effciency of Symmetry Bias for Grammar Acquisition