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ライフスタイルデザイン研究センターは、人々が持つ潜在的な能力の発見と発揮を支援するシステムの研究開発を推進し、これを活用して誰もが積極的に社会貢献できる「生きがいのあるくらし」をデザインします。

くらしをデザインする

■ くらしをデザインする

現代社会は、「生きがいの喪失」の問題に直面しています。蓄積した知識や経験を有効活用できる場を見つけられない高齢者、本来有している能力を十分に発揮することができない現役世代、自分がどんな能力を持っているのか、何をしたいのかがわからないまま、無為に「自分探し」を続ける若年層。社会が元気を回復し、強い国際競争力を取り戻すためには、このような生きがいを見失った人々が「生きる喜び」を見いだせるようにする必要があります。

福祉工学は、主として損なわれたり失われたりした能力を補完するシステムを研究開発することにより、ハンディキャップを持つ人も健常者も平等に安全・安心にくらせるようにすることを目指してきました。これに対し本センターでは、実は持っているにもかかわらず、その存在に気づいていなかったり、十分に発揮できていなかったりする「潜在的能力」に着目します。個人やグループ、コミュニティが持つ潜在能力の発見・発揮を支援するICTを応用したシステムを研究開発し、これらを活用した創造的なくらしをデザインします。自分が持つ能力を存分に発揮できるとき、さらにそれによって社会やコミュニティに貢献していると実感できるとき、人は生きる喜びを感じます。本センターは、若年者から高齢者まで、健常者か障碍者まで、あらゆる人々がこのような生きる喜びを感じることができる、生きがいあるくらしの実現を目指します。