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ゲームと人工知能研究室

ゲームと人工知能を活かして、
より楽しい世界をいっしょに作りましょう

ゲームと人工知能研究室 Games and Artificial Intelligence Lab
講師:シュエ ジュウシュエン(HSUEH Chu-Hsuan)

E-mail:E-mai
[研究分野]
ゲーム情報学
[キーワード]
ボードゲーム、パズル、ビデオゲーム、木探索、教師あり学習、強化学習、強いゲームAI、楽しませるゲームAI

研究を始めるのに必要な知識・能力

ゲームと人工知能(AI)の研究に対する興味・関心を持っていることが最も大事です。確率や統計学の基礎知識、プログラミング技術が必要です。ゲームAIの開発や機械学習の経験があると更に良いでしょう。

この研究で身につく能力

ゲームと人工知能分野における最先端技術を身につけることが期待されます。専門知識に加えて、研究活動を通じて、問題を発見し解決する能力、関連文献を調査して整理・要約する能力、仮説を立てて検証する能力、論理的かつ批判的に思考する能力を養います。さらに、自身の考えや研究成果を分かりやすい文章や図表で説明する能力、分野の慣習に沿って技術論文や研究報告を執筆する能力を身につけます。あわせて、研究倫理および情報倫理を理解し、それらを遵守して研究を遂行する姿勢を身につけることが期待されます。

【就職先企業・職種】 IT企業のSEやデータサイエンティスト、ゲーム会社のプランナーやプログラマを想定

研究内容

【概要】

 ゲームは古くから人間の娯楽の一環であり、AI研究における重要な分野の1つともされてきました。多くのゲームにおいてAIプレイヤはトップの人間プレイヤを上回る強さを持つに至りました。強力・汎用性の高いAI手法は盛んに研究されている一方で、Society5.0へ向かう社会のため、AIを人間の身近な存在とする研究も注目されています。我々はゲームにおいてこの2つのAI研究の方向に取り組んでいます。
※なお、ゲームを設計する研究は行っていません。

【強いAIプレイヤ・ゲームの解析】

 木探索や強化学習(特にAlphaZero)を用いて強いAIプレイヤを作る研究に取り組んでいます。作ったAIプレイヤはゲーム大会でいい成績を取れています。
 また、単に強いだけではなく、最適戦略やゲームの理論値を求める研究(いわゆるゲームの解析)にも興味があります。簡単な例を挙げると、三目並べにおいてプレイヤ両方が最善を尽くせば引き分けになるというものです。

【人間中心のゲームAI】

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1. 指導対局
 囲碁において、人間教師の指導法の1つである「指導碁」(右図)をAIにやらせることを目指しています。
そのために、人間らしい着手を打つ研究と、いい対局を演出する研究と、悪手を指摘する研究に取り組んでいます。局面や着手に対する解説やコメントの生成も目標の1つです。

2. コンテンツの自動生成
 ゲームにおけるコンテンツには、マップや音楽、キャラクタ、武器、パズル等さまざまなものが含まれます。プレイして楽しい・プレイして勉強になるようなコンテンツの自動生成に取り組んでいます。例えば、人間プレイヤを誘導する迷路の生成と、テトリスにおけるT-spinという技術を練習するパズルの生成、囲碁初中級者向けの練習問題の生成(動機を下図に示す)が挙げられます。

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主な研究業績

  1. Chu-Hsuan Hsueh, Kyota Kuboki, Shi-Jim Yen, and Kokolo Ikeda, “ Making KataGo HumanSL More Human-Like for Amateur-Level Play”, 19th Advances in Computer and Games, Oct. 2025
  2. Chu-Hsuan Hsueh, Takefumi Ishii, Tsuyoshi Hashimoto, and Kokolo Ikeda, “ Proposal and Generation of Endgame Puzzles for an Imperfect Information Game Geister”,  Entertainment Computing, vol. 52, Jan. 2025
  3. Chu-Hsuan Hsueh and Kokolo Ikeda, “Improvement of Move Naturalness for Playing Good-Quality Games with Middle-Level Players”, Applied Intelligence, vol. 54, pp. 1637-1655, Jan. 2024

研究室の指導方針

研究テーマは、学生の意欲を尊重し、教員と相談しながら決定します。新入生には、研究の進め方やプレゼンテーション能力向上に関する資料および練習課題を用意します。平日は原則として研究室での活動を推奨しますが、コアタイムは設けていません。週1回のゼミ(発表は月1回程度)、個別面談、平日昼の短時間の顔合わせを行い、必要に応じて随時指導を行います。修了までに、国内学会での発表を一つの目安としつつ、それ以上の水準も視野に入れた研究を行うことを目標とします。

[研究室HP] URL:https://www.jaist.ac.jp/~hsuehch/lab

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