北陸先端科学技術大学院大学 [JAIST] - 研究者総覧
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鵜木 祐史 (ウノキ マサシ) 教授
情報科学系、ヒューマンライフデザイン領域

■学位

北陸先端科学技術大学院大学修士(情報科学)(1996),北陸先端科学技術大学院大学博士(情報科学)(1999)

■職歴

日本学術振興会特別研究員(DC2)(1998),ATR人間情報通信研究所 客員研究員(1999),ケンブリッジ大学CNBH客員研究員(2000-2001),日本学術振興会特別研究員(PD,北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)(1999-2001),北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科助手(2001-2005)    

■専門分野

聴覚モデル、音響情報ハイディング,音声信号処理

■研究テーマのキーワード

聴覚フィルタバンク、音声回復、音響電子透かし、室内音響指標の逆推定

■研究課題

聴覚フィルタバンクの構築
聴覚の優れた機能を末梢から一つ一つ順番に解明していくために、聴覚末梢系における周波数選択性を模擬できる聴覚フィルタバンクが必要とされている。本研究では、心理物理データと生理学データの両者を包括的に説明し得る聴覚フィルタバンク(gammachirp auditory filterbank)を構築する。このフィルタバンクは、一種の信号分析系であるため、人間の聴知覚特性をより的確に反映した新しい音響信号処理技術の開発に幅広く貢献できることが期待される。
聴覚的音分離の計算理論に関する研究
聴覚の計算理論を構築しようとする研究は、聴覚に関する心理学的知見や生理学的知見と工学的応用の橋渡しをする原理を解明するための重要な位置にある。本研究は、計算論的聴覚情景解析のアプローチから、聴覚系でどのような(心理学的・生理学的・数理工学的)制約条件を設ければ、音分離を実現できるかを、アルゴリズムに捕われずに一段上のレベルにある計算理論の立場から検討するものである。
雑音・残響にロバストな基本周波数推定法の研究
音声信号処理技術において、観測波形から正確な基本周波数を推定することは極めて重要な課題である。しかし、基本周波数を表す声帯振動を直接観測することができないという生成側の問題や、雑音や残響の影響があるという観測側の問題により、現在でもまだ完全には実現されていない。本研究では、計算論的聴覚情景解析(CASA)の考えに基づき、クリーンなときだけでなく実環境でも観測信号から正確に基本周波数を推定できる方法を確立する。
残響音声回復法の研究
残響音声信号を回復する研究は、音声認識や拡声会議通話システム、補聴システムといった音声信号処理で非常に重要な課題となっている。これまでに提案された多くの方法は、室内音響の伝達特性を事前に測定し、その逆特性を利用することで残響音声の回復処理を実現してきた。しかし、実際の室内伝達特性は、時々刻々、環境の様々な変化とともに変動するため、その都度、伝達特性を測定し、適応的に処理しなければならない。本研究では、室内伝達特性を測定することなく、適応的に残響音声の回復を可能とする方法を検討し、実時間処理への応用を狙ったモデルの構築を目指す。

■研究業績

◇著書

  • 「マスキング」,音響キーワードブック 日本音響学会編,鵜木祐史,コロナ社ISBN:978-4-339-00880-7,2016/03/22
  • Method of Digital-Audio Watermarking Based on Cochlear Delay Characteristics, Multimedia Information Hiding Technologies and Methodologies for Controlling Data, Ed. Kazuhiko Kondo, Chapter 2,Masashi Unoki and Ryota Miyauchi,IGI Global,2012,pp. 42-70
  • Effects of spatial cues on detectability of alarm signals in noisy environments, PRINCIPLES AND APPLICATIONS OF SPATIAL HEARING, Edited by Yoiti Suzuki, Douglas Brungart, Hiroaki Kato, Kazuhiro Iida, Densil Cabrera, & Yukio Iwaya,Naoki Kuroda, Junfeng Li, Yukio Iwaya, Masashi Unoki, and Masato Akagi,World Scientific,,2011,484-493

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◇発表論文

  • iDAF-drum: Supporting Practice of Drumstick Control by Exploiting Insignificantly Delayed Auditory Feedback,Akari Ikenoue, Kazushi Nishimoto, Masashi Unoki,Kunifuji, S., Papadopoulos, G.A., Skulimowski, A.M.J., and Kacprzyk, J. eds. "Knowledge Information and Creativity Support Systems", AISC 416, Springer, 2016,pp.483-498
  • iDAF-drum: Supporting Everyday Practice of Drum by Adding an Unperceivable Factor,Kazushi Nishimoto, Akari Ikenoue and Masashi Unoki,Proc. 9th Int'l. Conf. on Knowledge, Information and Creativity Support Systems, 2014,pp.384-395
  • 微少遅延聴覚フィードバックを応用したドラム演奏フォーム改善支援システム,池之上あかり,小倉加奈代,鵜木祐史,西本一志,ヒューマンインタフェース学会論文誌, 2013,Vol.15,No.1,pp. 15-24,2012

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◇講演発表

  • Study on Effects of Speech Production during Delayed Auditory Feedback for Airconducted and Bone-Conducted Speech,Teruki Toya, Daisuke Ishikawa, Ryota Miyauchi, Kazushi Nishimoto and Masashi Unoki,International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP 2016), 7PM2-1-3,Honolulu,2016/3/
  • iDAF-drum: Supporting Everyday Practice of Drum by Adding an Unperceivable Factor,Kazushi Nishimoto, Akari Ikenoue and Masashi Unoki,9th Int'l. Conf. on Knowledge, Information and Creativity Support Systems,Cyprus,Nov. 6-8, 2014.
  • Improvements to Creativity in Singing Abilities Based on Perspective of Studies on Interaction between Speech Production and Auditory Perception,Masashi Unoki and Kazushi Nishimoto,KICSS 2012,Melbourne, Australia,2012/11/

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■担当講義

統計的信号処理特論,非線形情報処理特論

■学外活動

◇所属学会

  • 日本音響学会,理事,2017-2019
  • 電子情報通信学会,シニア会員,2014-
  • IEEE,会員,2007-

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◇国際会議主催状況

  • 2017 International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing (NCSP17) Committee member (General Chair),JAIST, Prof. Unoki Masashi,2017/03/01-2017/03/04,Guam, USA
  • The 14th IWDW, International Workshop on Digital-forensics and Watermarking (IWDW 2015),Organizaing committee,,2015/10/7-2015/10/10,Tokyo University of Sciences
  • 2016 International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing (NCSP16) Committee member (General Vice Chair),RISP,2016/3/7-3/9,Honolulu, Hawaii, USA

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◇その他の国際・国内貢献等

  • 電子情報通信学会,情報ハイディング及びその評価基準(IHC)研究会専門委員,2012/06/01 - 2013/05/31
  • 日本音響学会,ISO/T43国内委員会,2007/05/01 -
  • 日本音響学会,理事(編集),2017/06/01 - 2019/05/31

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■賞等

  • Best Paper Award,IEEE IIHMSP2009,2009
  • 基礎・境界ソサイエティ編集活動感謝状,電子情報通信学会,2009
  • 第3回信号処理学会Best Paper Award受賞,信号処理学会,2009

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■共同研究等希望テーマ

  • 系の測定を必要としない残響時間ブラインド推定法の開発
  • 聴覚特性を利用した電子音響透かし法
  • 残響音声回復処理の研究・開発

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