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研究

エクセレントコア (国際的研究拠点)・リサーチコア・研究施設(センター)

サイレントボイスセンシング国際研究拠点

最先端センシング技術で安全・安心な未来を築く

 サイレントボイスセンシング国際研究拠点の目的は、心身の健康や社会の安全をサポートするためのセンサシステムを創ることです。超高感度で高性能なセンサと、感性工学に基づくインタフェースや空間デザインを融合した、新たなセンサシステムで、人が安心して健やかな生活を営める社会環境づくりに貢献します。同時に、海外の研究機関や関連企業との緊密なネットワークを最大限に活用し、グローバルな研究教育活動を進めます。
 私たちの身の回りにあるモノ、生活環境、社会インフラ、自然、そして私たち自身は、多くの微弱な信号(ガス、振動、音、光、化学物質、生体物質)を発しています。それらの声なき声(サイレントボイス)の検出は、例えば病気の予防や早期発見、精神的ストレスのモニタリング、物質の劣化や変化の予測などを可能にします。それは自然な形で人の行動に作用し、ひとりひとりのライフスタイルをより多様に、より健康な形へとアップデートしていきます。
 私たちはサイレントボイスを聴き取るための極限センシング技術を世界に先駆けて開拓します。さらに、その最先端技術と人が調和するインタフェースやプロダクト、システムを設計し、センシングデータを処理するIoT・AI技術開発も推進します。そして、将来社会が真に必要とする社会システムの基盤を提供します。
 この研究拠点には、異なる領域で活躍する5つの研究室が集まっています。グラフェンのナノスケール加工技術をベースとした超高感度においセンサや落雷予知に向けた大気中電界センサの研究(水田研究室)、新たな治療法開発を目的とした生体組織や細胞を分子レベルで分析できるバイオセンサの研究(高村研究室)、ロボット用センサのための触力覚センサ等の研究(長尾研究室)、印刷法によるセンサ作製を可能とする液体Si材料群の合成(増田研究室)、人と生活環境に調和するシステムデザインの設計(永井研究室)の5つの研究室がそれぞれの強みを活かしながら研究を進めています。

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【拠点海外メンバー】
 〇招へい教授
  Vojislav Krstić, Professor of Applied Physics Physics Department,
  Friedrich-Alexander-Universität Erlangen-Nürnberg, Germany
 〇 客員研究員
  Yu-Cheng Chiu, Assistant Professor, Department of Chemical Engineering,
  National Taiwan University of Science and Technology, Taiwan

*エクセレントコア(国際的研究拠点)
エクセレントコアは特定の研究領域について国内外から第一線の研究者が集まる高い研究水準を誇り、最先端の研究設備及び研究環境を有する国際的研究拠点であり自ら研究活動を展開するための施設です。

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