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受賞

修了生のJessada Karnjanaさんが電子情報通信学会において論文賞を受賞

 修了生のJessada Karnjanaさん(平成28年9月博士後期課程修了、ヒューマンライフデザイン領域鵜木研究室)が電子情報通信学会において論文賞を受賞しました。

 電子情報通信学会(略称:IEICE)は、電子・情報・通信の3分野を取り扱っている学会であり、日本学術会議協力学術研究団体の1つです。現在、基礎・境界ソサイエティ、通信ソサイエティ、エレクトロニクスソサイエティ、情報・システムソサイエティ、ヒューマンコミュニケーショングループと5つのソサイエティで構成されています。
 論文賞は、電子情報通信学会論文誌(和文誌および英文誌)に2015年10月号から2016年9月号までの間に掲載された論文の中から、 各分冊(A:基礎・境界、B:通信、C:エ レクトロニクス、D:情報・システム)ごとに3編の論文が選定され、表彰されるものです。


■受賞年月日
 平成29年6月1日

■論文タイトル
 Singular-Spectrum Analysis for Digital Audio Watermarking with Automatic Parameterization and Parameter Estimation

■著者 
 Jessada KARNJANA,鵜木 祐史,Pakinee AIMMANEE,Chai WUTIWIWATCHAI 
 IEICE Trans. INF. & SYST., Vol. E99-D, No. 8, pp. 2109-2120, Aug. 2016.

■論文概要
 受賞論文では、データ駆動型分析法の一つである特異スペクトル分析を利用して、音の特徴を効果的に表現し、その特徴の中で知覚不可能な形で情報を隠す音響電子透かし法を提案しました。一般に透かしの埋め込みによる音質の劣化と透かしの検出の正確さ・頑健さにはトレードオフの関係があります。ここでは、このトレードオフの関係性をある評価関数で定義し、非線形最適化手法により、その最適性を得ることで提案法のすべてのパラメータを求めました。その結果、従来から指摘されている音響電子透かしの要求項目(知覚不可能性と頑健性)を同時に満たす方法を実現することができました。

■受賞にあたって一言
 この度、このような栄誉ある論文賞を受賞し大変うれしく思っております。本論文は、Jessada君(本学H28年9月修了、現在タイNECTEC勤務)、ならびにDoctoral Dual Degree Program (SIIT-JAIST)での指導教員であるSIITのPakinee先生,NECTECのChai先生と行った博士協働研究プロジェクトの研究成果の一つになります。本プログラムの成功事例としても評価されるものと思いますが、やはりJessada君の努力が一番であったものと思います。 
 私の研究室では、この10年間ほど、聴覚特性に基づく音響情報ハイディング技術の研究・開発に継続的に取り組んできました。その研究成果としても評価を受けたものと考えます。この研究プロジェクトに関わった修了生ならびに関係諸氏に感謝いたします。

IEICE_Award.jpg

平成29年6月21日

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