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受賞

学生の安藤さんが第34回電気通信普及財団賞(テレコム社会科学学生賞)において佳作を受賞

 学生の安藤 寛之さん(博士後期課程1年、知識マネジメント領域白肌研究室)が第34回電気通信普及財団賞(テレコム社会科学学生賞)において佳作を受賞しました。

 電気通信普及財団賞は昭和60年度より情報通信技術の普及、振興を目的に、情報通信における社会科学的又は工学技術的観点からの優れた著作や研究論文を表彰しております。同賞では若い研究者に対する奨励を重視し、社会人部門では個人あるいは少数グループによる研究成果を主な対象としています。
 テレコム社会科学学生賞は、大学の学部又は大学院の修士課程に在学中に、情報通信の普及、発展、振興について人文・社会科学の観点から行った研究に関する研究論文等を対象としています。

■受賞年月日
 平成31年3月20日

■論文タイトル
 雇用型テレワーク組織におけるリーダーシップの特徴と分析

■論文著者
 安藤寛之

■論文概要
 本論文は、日本において導入が進んでいるICTを用いたテレワークについて、リーダーシップの観点から分析を行いその特徴を明らかにしたものである。すでに週5日のテレワークを認めて実施している企業のリーダー3名に半構造化のインタビューを行い、その結果、テレワークにおけるリーダーシップには3つの要素が必要であることが明らかになった。1つ目はリーダーとフォロワーの間の信頼関係である。しかし、テレワーク導入における課題の一つにコミュニケーションの困難さがあり、そのために事前にフェイス・トゥ・フェイスでの信頼関係構築や、ビジネスプロセスの構築などが必要となる。2つ目は前述の信頼関係に基づいてフォロワーへ権限を委譲し、クリエイティビティスペースを提供することである。最後に、フォロワーが意思決定を行いフォロワーの自立を促しやすい環境を提供することである。
 本研究では、相互理解と信頼関係を深め、その関係性を基に権限を委譲し、内発的なモチベーションによってフォロワーの自立を促す。そしてそのような場を構築し提供する。これらによってテレワークにおけるリーダーシップが発揮されると結論付けた。

■受賞にあたって一言
 この度は栄誉ある「電気通信財団テレコム社会科学学生賞」を頂き、まことに有難うございます。 このような名誉ある賞を受賞し、大変光栄に思います。選出してくださった関係者の皆様方に深く御礼を申し上げます。
 ICTの進歩によってテレワークは広がりを見せておりますが、他方で多くの課題も指摘されております。特にICTの利用によってこれまでの組織運営とは大きく異なる理論・方法が求められると考えております。その中、本研究では組織リーダーシップに着目いたしましたが、組織としてこれまでと同様の成果が求められることを鑑みますと、フォロワーの視点による分析や、ICTによるテレワーク前提の組織構造などの研究も必要であると考えております。このような、働く人々や組織の変化を対象として、引き続き研究を進めていく所存であります。
 この度の受賞を励みとし、より一層精進していき社会に貢献していく所存であります。

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平成31年3月22日

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