plain2 の利用

Index

はじめに

plain2 好きがこうじて、「plain2 fan」< here>なるページをつくっ て久しいが、実際にどういう風に使っているのかを書いていない事に気がつい たので、plain2を使うようになった経緯と、使い方のページを書いておく。


動機と経緯

plain2 はテキストを TeX へ変換できるため、メールやメモ書きをそのまま TeX の文章にすることができて重宝している。

plain2 自体は 1991年 か 92 年頃から知っていたが、そのころはあまり使っ ていなかった。当時から TeX を使っていたが、ちょっとこり始めるとスタイ ルファイルを書いたりして、とってもめんどくさいと感じていた。 93 年にはメールやメモ書きをそのまま TeX に流用するために plain2 を頻繁 に使い始めた。そのころ、周りでは WWW が流行り始めたので、TeX と同じよ うに HTML を出力するルーチンをつけて、さらに便利にしていった。 その後も、いくつか関連プログラムを作成している。特に修士論文や各種の予 稿・OHP は plain2 を駆使して作成した。


plain2 関連プログラム

ここにあげるプログラムは自由につかって構わない。ただし、plain2html 以 外は公開を目的にしていなくて、必要にかられて作ったもので不備がいくつか あると思われる。各自の責任の範囲で利用していただきたい。

plain2html

plain2 で HTML を出力する事ができるが、HTML では図や表を書く事は出来な かった(当時は table タグがなかった)。そこで、図や表を切り出して GIF に 変換して、HTML の所定の位置に図や表を挿入するプログラム plain2html を 作成した。図や表をかったぱしから GIF にするという単純な方式だが、ほぼ 見込み通りの動きをする。ただし、WWW では大きな GIF 画像は嫌われるので、 出来た GIF 画像のサイズを気にする必要がある。

plain2html は plain2 の HTML 出力のパッチに含めたので、容易に手に入る と思われる。 ちなみに、「plain2 の HTML 出力のパッチ」は Internet やコンピュータ関 連の幾つかの雑誌の CD-ROM に掲載されたので、容易に手に入るだろう。

[ plain2 : plain2 HTML 出力パッチ ]

plain2-mode

最近は日本語は Mule で入力している。そこで、Mule 上で plain2 向けの文 章の作成を容易にするモード plain2-mode を作成した。 特定のキーを押すと TeX や HTML を作るという簡単な Emacs Lisp script で ある。

[ plain2-mode ]

pwrap

やはり、長い文章を書く際にはフィードバックを含んだ処理を考えなければな らない。論文を書く際には plain2 で TeX を出力できるが、図や表、参考文 献等を参照するのには plain2 では力不足を感じる。そこで、plain2 を利用 して TeX ソースをつくり、参照も埋め込むプログラム pwrap を作成した。

[ pwrap ]

mkhtml

WWW はハイパーテキストなので、情報を断片的に書いて再利用できて便利だが、 あまりこると、ジャンプが多くて読みづらい。そこで、断片的なページではな くて、インデックスつきの大きめのページをつくることにした。 mkhtml は plain2 で HTML をつくって、インデックスを HTML に挿入するプ ログラムである。

[ mkhtml ]


関連ページ

plain2 fan: plain2 に関するページ、この plain2 シリーズの根となるページ

このページの作成方法

1) mkhtml でインデックスつき HTML にする


                % ./mkhtml plain2-more.txt

Created at Mon Sep 23 10:40:40 JST 1996