すなわち, その論理展開をどうやって思いつき, 何故そうしなければならなかったかが 実感できなければ「わかった」気がしないのである. 水面下の部分は, 右脳的な無意識のイメージで, 活字型とモヤモヤ型の2つのタイプが 存在するようである.
銀林によれば, 活字型は代数をやっている 人に多く, 各要素が操作可能なレイアウト的感覚が理解にとって重要となる. 一方, モヤモヤ型は解析学をやっている人に多く, 全体が一体の図形や絵のような関係構造が理解にとって重要となる.
林 幸雄
(yhayashi@jaist.ac.jp)