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 トップページ > 設立趣旨
 計算機の目覚しい進展と、種々の革新的なアルゴリズムの開発により、計算機シミュレーションによって扱える対象は飛躍的な広がりを見せている。実際、物質科学においては、計算機の活用が広範な分野の基礎研究および応用研究の主要な地位を占めるようになってきている。2006年度よりスタートした次世代スーパーコンピュータプロジェクトは、このような計算機シミュレーションの可能性を更に拡張するものと期待されている。こうした状況を反映して、科学、工学の多くの学会や研究会に、計算機シミュレーションを共通テーマとする分科会、あるいはまたそれを主目的とした研究会組織が設立され、さらにいくつかのファンディング機構による計算科学のプロジェクトも進められている。
 今般の次世代スーパーコンピュータプロジェクトというall Japan で対応するべきプロジェクトの発足を契機として、これらの種々の活動間の情報交流を促進し、次世代スーパーコンピュータの有効活用と、研究の飛躍的発展を図るために有志が集まり、計算物質科学連絡会議を設立することとなった。

この計算物質科学連絡会議の役割は次にように要約される;
計算物質科学コミュニティーの窓口として、次世代スーパーコンピュータプロジェクトを視野に入れ計算物質科学の研究・教育活動に関する全国的な情報および意見交換の場を提供する。
具体的活動としては;

  • @ 年に数回の幹事会を開催し、情報交流を図るとともに、共通の課題について議論する。必要に応じて、関係のコミュニティー、組織、行政に対しての提言を行う。共通の課題としては、具体的な研究推進計画、計算機資源の将来計画、人材育成計画などが想定される。
  • A 定期的に、計算物質科学のシンポジウムを開催する。
  • B 具体的な作業の支援のため、事務局を設置する。(当面は、事務局を北陸先端科学技術大学院大学に置く。)

 計算物質科学連絡会議へのご意見や提言は、以下のメールアドレスに送付していただきたい。
  cmsf@jaist.ac.jp

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