増田助教が研究成果の展示会を開催

8月3日~14日、増田助教と山梨英和大学の杉山歩准教授(元本学知識科学研究科)が金沢21世紀美術館正面ギャラリー「クラフト広坂」において、本学の独自技術によって創作された草木染め和紙工芸品の展示会を開催しました。期間中は1500名以上の来場者があり、大変高い注目を集めました。この展示会は、県内外の伝統工芸士や中小企業との協同のもとで実現に至りました。

 今回の取組は、大学で生まれるScience(科学技術)と私達の日常生活にあるArts(社会・歴史・芸術・文化)を繋ぐことで生まれるイノベーション創出に向けた実証実験的な研究活動の一環として行われました。より具体的には、「科学技術と伝統文化の融合による新たな価値の創造」をキーワードに、本学で開発した世界初の超微細染色技術の他、IoT、AI等の最先端技術を駆使した草木染め和紙工芸品(団扇や扇子)を創作し、県内伝統文化発展の道筋を切り拓く事を目指しました。

 本活動の協力メンバーには、県内の蒔絵伝統工芸士(松山武司)、九谷作家(山崎裕理)、二俣和紙職人(斎藤博)、草木染め作家(杉山江見堂)他多数の作家に加え、本学の下田研究室、シングルナノイノベーティブデバイス研究拠点、および石川県産業創出支援機構からの協力を得ております。

 

 

2017年08月22日