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平衡ピン(balance pin)

それぞれの鍵盤レバー(key) 部品について、上下どちらかの側から平衡ピン(balance pin) を打ち込 み、組み込んだときに第11章「平衡横木(balance rail) 」で述べたように、5mmの間隔 (1mmの誤差は許容範囲)があるかどうか調べる。もし鍵盤レバー(key) の後端とラック(rack) の 間隔が 4mmよりも短ければ、その鍵盤レバー(key) 部品を取り外してよく研がれたノミで 削り取る。これが済んだら小刀でタング(tongue) を差し込むスロットを適切な分だけ 深くする。

鍵盤レバー(key) 部品を取り外し、すべての平衡ピン(balance pin) を表面から14mm頭部分が出るよう に打ち込む。このときも厚さ14mmの木片で寸法を測りながら、すべてのピンが 同じ長さになるようにするとよいだろう。最後にすべてのピンが両方向に対し て垂直であるかどうか確認し、必要に応じて丁寧に曲げて修正する。 平衡ピン(balance pin) を曲げるには、一方の側に小さく切れ目をいれた木片(付録の図 6)が便利である。別の方法としては、長さ約100mmの鉄棒を用意し、一方の端 の中心にピンがはまるくらいの穴をあけると便利な道具となる。

厚い布テープを取り出し、設計図にあるように、後部横木(back touch rail) の高音側、 d#3 と e3 の間で端を釘で打ち付ける。丁寧に布を引き伸 ばし、低音側の端にも打ち付ける。そうしたら余分な布を切り取って、長さと 幅を調整する。

皮の紐を切って設計図にあるように適切な長さの紐を作り、それぞれの 平衡ピン(balance pin) の正面に木工用接着剤で接着する。写真22を参照のこと。

注記: 皮紐の表面側は設計図にあるよりも幅広にしてはいけない。また皮紐 は(器具を使わずに)手で切るので、わずかにノミで削り取らなければならない ことがある。



Tsutomu Fujinami
Wed Dec 8 11:06:30 JST 1999