NetecoSummer05 Program (Y.Hayashi)

第1回サマースクール プログラム

8月29日(月)
15:30 受付開始
16:15-16:20
ごあいさつ, 上林憲行(ネット生態学研究G主査, 東京工科大)
16:20-17:50 レクチャー1
・金光 淳 氏, (財)政治経済研究所
社会ネットワーク分析の現状と可能性
概要: 社会ネットワーク分析の社会科学的な基本的な考え方を示し, 有名な社会ネットワークの具体的な例を再現しながら, また自らの研究で得られた例を示しながら, 社会ネットワーク分析の適用分野, 適用方法を具体的に解説する. またビジネス領域での応用についても示し, 論じる.
資料.pdf
17:50-18:40 夕食
18:40-21:00 ポスターセッション1(各自3分間アピール含)
・富田 真治, 林 幸雄(北陸先端大)
集中と分散の空間構造分析
・小野 泰正, 林 幸雄(北陸先端大)
伝播シミュレーションにおける集中と分散
・西田 正延, 林 幸雄(北陸先端大)
コミュニティ形成過程におけるブリッジ抽出と分析
・中村 克久, 林 幸雄(北陸先端大), 上林 憲行(東京工科大)
組織構成員の人的つながり
・篠田 孝祐(防衛大 情報工学科)
ネットワークの視点から交通網分析と交通流制御に関して
・友知 政樹(中央大 総合政策学部)
非対称動的ゲームと社会ネットワークの形成過程及びその構造に関する研究
・藤田 聡(広大工 情報工学専攻)
Kleinbergの理論を利用したskip graphの拡張について
・松久保 潤(北九州工専), 林 幸雄(北陸先端大)
地理的情報をもつスケールフリーネットワーク上のカスケード故障シミュレーション
・岡本 洋, 坪下 幸寛(富士ゼロックス(株) 研究本部中央研究所)
連続アトラクターを持つ神経回路力学系に基づく学術論文引用関係ネットワーからの関連文書群抽出
・柴田 尚樹(東大 大学院 総合研究機構)
ネットワーク分析を用いた知の構造化に関する研究
・中山 英生, 田中 寛人,潮 俊光(阪大 大学院基礎工)
最適化問題の戦略の違いとスモールワールド性
・内田 誠(東大 大学院工学系研究科)
複雑ネットワーク上の情報伝播モデルについて
8月30日(火)
9:00-10:30 レクチャー2
・増田 直紀 氏, 理化学研究所
複雑ネットワークの基礎知識
概要: スモールワールド, スケールフリーなどをキーワードとする複雑ネットワークについて概説する. 複雑ネットワーク以前の研究から始めて, 複雑ネットワークの科学の発祥, それ以降の結果, 最先端の研究世界の空気について触れる予定である.
資料.pdf
参考文献: 増田直紀, 今野紀雄, 複雑ネットワークの科学, 産業図書, 2005.
10:30-10:40 休憩
10:40-12:30 ポスターセッション2(各自3分間アピール含)
・澤井 秀文(NICT), 鈴木 秀明(NICT/ATR), Wojtek Piaseczny(Simon Fraser University)
生命の初期進化にヒントを得たアルゴリズム(CGA, CGP)とその応用
・守田 智(静岡大学工学部)
幾何学的な構造を持つネットワークの性質
・田中久陽(電通大 電子工学科)
マルチホップアドホックネットワークのMACレイヤに生じる同期問題について
・中里研一, 有田隆也(名大 大学院 人間情報学研究科)
Bak-Sneppenモデルを用いた動的ネットワークと空間的距離の影響
・宮澤 かおり, 伊藤 諭志, 伊藤 智久, 海野 愛, 井庭 崇(慶應大 総合政策学部)
同期現象のネットワーク・シミュレーション
・古川園 智樹(慶應大 政策メディア研究科), 井庭 崇(慶應大 総合政策学部)
ネットワーク・ダイナミクス
・鈴木 祐太(慶應大 環境情報学部), 松浦 廣樹, 宮澤 かおり, 伊藤 智久, 海野 愛, 井庭 崇(慶應大 総合政策学部)
ネットワーク・シミュレーションの作成教育
・小野 直亮(阪大 大学院 情報科学研究科)
人工化学反応系による代謝ネットワークのトポロジー進化のモデル
・河内 佑美, 森本 浩之, 吉井 伸一郎(北大 大学院 情報科学研究科)
eコマーストランザクションにおけるネットワーク的特徴抽出
・安藤 潤, 吉井 伸一郎(北大 大学院 情報科学研究科)
リアルデータを用いたブログネットワークの構造解析
・首藤 一幸(産総研)
計算能力の流通を狙ったP2P分散処理システム
12:30-13:30 昼食
13:30-15:00 招待講演1
・仲谷 善雄 氏(立命館大学 情報理工学部)
防災におけるネットワーク技術
概要: 立命館大ハイテク・リサーチ・センターにおける「都市構造を考慮した大規模センサシステム」や「災害に強い交通・情報ネットワーク」に関する具体的取り組み、及び、「防災や減災に関する効果的な情報システムをいかに構築するか?」について講演する.
資料.pdf
15:00-16:00 企業研究事例紹介
・吉田 幸司 氏, 富士ゼロックス(株) ビジネスイノベーション事業部
ビジネスシーンにおける社会ネットワーク分析を含む分析手法の活用 -組織活動を可視化するコンサルティングのご紹介-
概要: 昨今の企業活動において, 外部/内部環境の変化に柔軟に対応して継続的に価値提供できる組織能力が重要視されている. しかし多くの企業では, 自社の組織能力を多角的かつ科学的に診断する方法を持っておらず, 経営者やマネージャーの経験や勘に依存した意思決定に基づいて活動しているのが実態である. 富士ゼロックスでは, 組織能力を診断・向上・維持させるためのコンサルティング手法を2000年から研究開発しており, 現在約30社のクライアントに対してコンサルティングを提供している. その中で, 組織能力を診断する7つの手法(リーダーシップ, 戦略, 環境認識, 業務プロセス, 知識・情報, モチベーション, コミュニケーション)を現実のクライアント組織の実例を通して説明する.
資料.pdf
・風間 一洋 氏, 日本電信電話(株)NTT未来ネット研究所 主任研究員
Webダイナミクスを利用した情報探索支援
概要: 我々はインターネットという巨大なデータベースを各個人の知的活動の場にシームレスに繋げるとともに, 人間のさまざまなアクティビティのダイナミクスを利用した高度な知的活動の支援を行っている. この講演では, 単語のネットワーク構造に基づく情報探索, ユーザ検索履歴, リンク構造解析, 実世界指向情報探索の概要について紹介する.
資料.pdf
16:00-16:15 休憩
16:15-17:45 招待講演2
・小松 宏行 氏, アリエルネットワーク(株)代表取締役社長
ビジネスP2P技術とその応用例
概要: P2Pには様々な定義がありますが, 本質的にP2Pシステムとは「ノード群が強調して動作, 構築するネットワーク」, そしてP2P技術が実現する「オーバーレイ・ネットワーク」上で動作するシステム, と捉えています. この定義の下, P2Pの基礎から実際のアプリケーションの説明を通して, P2Pのメリット(アドホック性, 耐障害性, スケーラビリティなど)と課題(管理, 確実性など)について, 技術的, ビジネス的観点から解説します.
資料.ppt
18:00-19:30
懇親会(野外BBQ広場)
8月31日(水)
7:45-10:45 ツール演習セッション
・井庭 崇 氏, 慶応義塾大学総合政策学部
概要: ネットワークの形成過程や伝播過程の研究では, コンピュータシミュレーションが重要な役割を担っている. 本セッションの目的は, ツールの基本操作を身につけ, シミュレーション作成を体験することである. 使用するツールは, ビジュアルプログラミングによってマルチエージェントシミュレーション作成できるPlatBox SimulatorとComponent Bulderである.
11:00-13:00 運営委員会
戻る