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研究テーマ

「概念化アスペクトに基づくオントロジー構築支援」

研究の概要

よいオントロジーは知識の再利用性が考慮され,様々な知識を組織で共有利用するための基盤となりうると期待されています.例えばセマンティックWebでは,リソースのインデックスとして使うことで,情報の整理や検索などに威力を発揮すると言われています.

一般に,そうしたオントロジーを構築するためにオーサには概念の本質を見極めた上で概念の峻別を行う能力(オントロジーリテラシー)が求められます.しかしながらオントロジーリテラシーは誰でも持ち合わせているものではなく,一定の訓練を経ないと身につくものではありません.そのことがオントロジー専門家以外が参入する敷居を高めていると我々は考えています.

ではオントロジーの専門家は何を考えてオントロジーを作っているんだろう?彼らが暗黙的に行っていることを定式化して,専門家のオントロジー構築を再現できるようにしたい.そうすればオントロジー構築の敷居を下げられるのではないか?と我々は考えました.

そこで我々は,専門家が対象をどのように捉えているのかを分析して概念化しておき,それを共有・利用することによってオントロジー構築を支援するというアプローチを取ることにしました.対象の捉え方を概念化したもの,それが概念化アスペクトです.

これから先はAI学会全国大会が終わった後で・・・