Incentive Award(Runner-up)
 

奨励賞 次点

『 原子力分野における知識マネジメントの適応 』
Adaptation for knowledge management to nuclear research fields

樽田泰宜(福井大学),柳原 敏(福井大学),井口幸弘(福井大学),
手塚将志,北村高一,香田有哉(日本原子力研究開発機構)

【PDF(801MB)】

 2017年度知識共創フォーラム「奨励賞」の候補4件はいずれも質が高く、長時間にわたり議論を行ったうえで、最終的に1件の奨励賞の選考に至りました。この経緯に鑑み、審査員の総意で、異例ではありますが、次点となった研究発表も紹介させていただきます。

 本研究は、SECIモデルの、原子力分野の知識マネジメントへの単なる応用ではなく、原子力分野の現場文脈・知識特性・人間特性などを考慮した「適応法」を構成するという意欲的な取り組みであり、知識科学の展開に大きく貢献する可能性を有している点が特に高く評価されました。また、発表時の質疑応答、テーマに関する議論での知識共創も盛り上がり、同研究のポテンシャルの高さが認められました。結果として受賞には至りませんでしたが、審査員の総意として、ぜひ論文を改訂し、論文賞にむけて投稿することを期待しております。