next up previous contents
Next: この文書について… Up: 定理の証明 Previous: 定理の証明

定理1の証明

theorem1289

(証明)

式(gif)に式(gif)を代入すると,

  eqnarray1296

を得る. ただし,

  eqnarray1324

とする. ここで,正規直交条件より,

  eqnarray1333

を得る. ここで,式(gif)(gif)(gif)より,

  eqnarray1367

を得る. 式(gif)の第一項は tex2html_wrap_inline2489 の選び方に独立であるから,式 (gif)を最小にする問題は次の制約条件つき最適化問題と同等である.

Find tex2html_wrap_inline2489 that maximizes

  eqnarray1385

subject to the constraints

  eqnarray1391

さらに,Lagrangeの未定係数法よりこの制約条件つき最適化問題は 次の最適化問題と同等である.

Find tex2html_wrap_inline3045 that maximizes

  eqnarray1405

ただし,Lagrange係数を tex2html_wrap_inline3057 とする. ここで式(gif)の極値では,

  eqnarray1421

が成り立つ. ただし,

  eqnarray1429

とする. ここで,Sは実対称行列なので,式(gif)より式 (gif)の固有値問題を得る. また,式(gif)を最大にするには, tex2html_wrap_inline2563 を大きい順にK個 選ぶこととなる. tex2html_wrap_inline3073


Takayuki Kurozumi
Sat Mar 27 06:27:54 JST 1999