長谷川くん(M2)の研究成果に関する論文が、Analystの背表紙に採択されました。

長谷川くん(M2)の研究成果に関する論文が、英国王立化学会刊行Analyst誌の表紙に採択されました

■ 掲載誌
  Analyst (Royal Society of Chemistry, IF = 4.107)2016年 1214-1217頁
■ 論文タイトル
 

Simultaneous detection of single-nucleotide polymorphisms in a DNA bulge structure using fluorine-modified bisbenzimide derivative(フッ素修飾ビスベンズイミド誘導体を用いたDNAバルジ内1塩基多型の同時一斉解析)

■ 論文詳細
  http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2016/an/c5an02389k#!divAbstract を参照ください。
■ 内容等
 

    遺伝子DNAに存在するたった1塩基の個体差(1塩基多型)は生物個体の体質や疾患罹患リスクを評価する指標として注目されています。遺伝子検査キットなどによる体質検査にも応用されているDNA1塩基多型ですが、これまで複数の異なる1塩基多型を同時に検出することは困難でした。この研究ではDNAに結合することで、結合した部分の周辺の塩基情報を19F NMRでよみとることが可能な分子プローブを用いることで、4種類の1塩基多型を同時・一斉に検出できることを見出しました。将来的にはDNA1塩基多型の迅速な解析手法になりうると期待されます。