石野さんが2020年度日本化学会北陸地区研究発表会において優秀ポスター賞を受賞

石野さんが2020年度日本化学会北陸地区講演会と研究発表会において優秀ポスター賞を受賞しました

■受賞年月日
 令和2年11月20日

■発表者名
 石野佳奈子、中野雅元、中村重孝、藤本健造

■発表題目
 光クロスリンクオリゴDNAによるピンポイント核酸塩基編集

■研究概要
  本研究では、DNA鎖中でのシトシンをピンポイントでウラシルに変換する際の周辺塩基の影響を評価した。従来、光化学的にシトシンをウラシルへの変換する際には90°Cの加熱を必要としており、遺伝子疾患の治療法としての細胞内応用は困難であった。本研究ではリン酸の付与により、細胞内にも適応可能な条件での脱アミノ化に成功し、リン酸基の導入位置による違いを詳細に評価した。以上の成果は今後のウラシルからシトシンへの変異に基づく遺伝子疾患の治療法として期待される。

■受賞にあたっての一言
  この度は、2020年度日本化学会北陸地区講演会と研究発表会におきまして、このような賞を頂けたことを大変光栄に思います。本研究の遂行にあたり、日頃よりご指導いただいている藤本健造教授にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。さたに、多くのご助言やディスカッションに乗って頂いた藤本研究室の皆様に深く感謝いたします。