バイオビジネスコンペにて最優秀賞を受賞(協賛企業特別賞も同時受賞)

受賞タイトル

光を用いた遺伝子操作法の開発及び新規バイオ産業の創出

受賞理由

(最優秀賞)ーーーー現在の遺伝子工学、核酸医薬、抗体医薬といったナノバイオロジー技術は大部分において酵素の恩恵に預かった技術である。したがって酵素が持つ規約条件(至適pH、至適温度)からくる制限を受けながら技術開発及び商品開発を行っている。藤本健造氏は遺伝子操作の「脱酵素化」に取り組み、光応答型遺伝子操作という「酵素を使わない」新しい方法論を基盤とした新しいバイオ産業の創出を目指している。藤本健造氏の開発した光遺伝子操作は従来の酵素を用いた遺伝子操作と比較して下記の通り利点を多数有しており、革新的な技術のパラダイムシフトを達成できると考えられ、その高いオリジナリティは勿論、その将来性を高く評価し最優秀賞にふさわしいと判断した。

(協賛企業特別賞)ーーーー藤本健造氏の開発した「光を用いた遺伝子操作法」は従来の遺伝子工学と比較して○ハンドリングが容易○機械化・自動化が容易○低コスト○外部からのリモート操作が可能○狙った場所、狙ったタイミングで操作可能といった多数の利点を有しており産業界へのインパクトも大きく、今後の産業化も期待されることから協賛企業特別賞にふさわしいと判断した。

受賞にあたって一言

過去,この分野で著名な方々が受賞している賞を二つも同時に頂くことができ大変光栄に思っています。諸先生方及び研究室で共に実験をしてきた皆さんに深く感謝したいと思います。これを励みに教育、研究、産学連携になお一層精進したいと思っております。