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永井研究室

知識科学と創造性研究を世界に発信
未来を目指したデザイン&イノベーション

※新規の学生受入については要相談

永井研究室 NAGAI Laboratory
副学長:永井 由佳里(NAGAI Yukari)

E-mail:E-mai
[研究分野]
イノベーションデザイン、創造的思考、知識科学
[キーワード]
知識創造、デザイン、芸術、イノベーション

研究を始めるのに必要な知識・能力

創造的でありたいというモチベーションが一番重要だと思います。芸術・文化についての知識、人間や自然に対する観察力と洞察力、コミュニケーション能力など、今の自分が持っている能力が足りない気がしても、心配はありません。誰もが自分自身を伸ばす力を備えていますから、それを発揮し、新たな自分を育てようとすることが大切ではないでしょうか。

この研究で身につく能力

複雑な社会課題をたったひとりの力で解決できる人はいません。しかし各個人がより創造的になり、お互いの力を合わせれば、新しい何かが生まれ、やがて社会を変革する大きな力に繋がります。デザイン思考はそれを動かす方法論です。この研究で未来を構想する能力、そのための分析力、さらには総合力が身につくはずです。科学技術も芸術も、人間の創造的思考により発現する新たな「知」だと言えるでしょう。

【就職先企業・職種】 情報系企業・研究開発・クリエイター・教育者・研究者・デザイナー・建築家

研究内容

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図1.JAIST Fab.(STEAM教育スタジオ)

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図2.デザイン思考による健康まちづくり

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図3.ヘルスケアブレスレット

 人間の創造性を研究しています。芸術やデザインはその典型ですが、様々な産業で開発される製品・サービスも創造性の成果です。さらには社会システムや地域社会、文化も創造性と深く関係しています。本研究室は分野を限定することなくデザイン思考が生み出す新たな「意味」や「価値」を取組の対象としています。代表的な創造性研究の方法として、以下の三つのスタイルがあります。

(1)理論的アプローチによる研究

 認知科学を基礎に人間の思考や表現に関する理論を追求し、創造性に関する新たな問いを立て、実験により明らかにしていきます。例として、デザイン思考の過程で重視されるコンセプト生成メカニズムの解明に取り組んでいます。

(2)デザイン実践研究

 様々な状況に応じた問題解決の方法としてデザインが期待されています。実際のデザインの現場には様々な工夫があり、日々の創造プロセスが継続的に実践されています。実践を知るためには観察を行います。そのことで、実践している人が実は気付いていない問題や、展開の可能性も見つけることができます(図1)。

(3)プロジェクト研究

 企業との共同研究で新たな製品の開発やサービスの創出に取り組みます。感性データ等、人間にとってのデザイン価値を測定しフィードバックしながら開発することが重要です(図2、3)。

主な研究業績

  1. Shen T., Nagai, Y.Gao, C.(2020) Design of building construction safety prediction model based on optimized BP neural network algorithm, Soft Computing, 7839-7850, Springer, UK
  2. Fei, F.,Nagai, Y.(2020) Topological perception on attention to product shape, International Journal of Design Creativity and Innovation, 8(2),pp.88-101, Taylor& Francis, UK
  3. 有賀 三夏, 下郡 啓夫, 國藤 進, 永井 由佳里,芸術思考ワークショップによる多重知能の活性化と探究力の育成(2021).日本創造学会論文誌,Vol.24, pp.170-183

使用装置

3D プリンタ&3D スキャナー
JAIST Fab.
ユーザ体験・感性インタフェイス研究システム

研究室の指導方針

学生の自主性や積極性を尊重し、自発的に研究に取り組むことを重んじています。研究室全体が一つのチームとして活き活きと活動できるように研究マネジメントと実践する方法を指導しています。また、デザイン分野の世界水準の研究拠点として、常に国際社会を視野にいれた指導を行っています。社会実装、社会貢献を常に意識しています。

[研究室HP] URL:http://www.jaist.ac.jp/ks/labs/nagai/cgi-bin/Japanese/

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