【北陸DXニュース】 「農村水資源管理活用システム」のキックオフミーティングが行われました

【北陸DXニュース】 「農村水資源管理活用システム」のキックオフミーティングが行われました

5月13日、令和3年度「産学融合先導モデル拠点創出プログラム」として採択された「北陸RDX ~DXとESG投資による次世代への飛躍~」の推進計画の1つである「農村水資源管理活用システム」のキックオフミーティングが行われました。当プログラムの総括エリアコーディネーターである井熊氏(現・株式会社日本総合研究所専務執行役員)と、参画企業である北菱電興株式会社の関連部門長、北陸先端科学技術大学院大学のコーディネーターが、オンラインで議論を交わしました。

気候変動の影響による降水量の変化や台風などの自然災害の頻発により、水の適正な管理の重要性は年々高まっています。特に農業分野においては、コミュニティ内で水資源を管理し公平に配分する機能の有効性が、その年の収穫量などに大きく影響します。一方で、農村の過疎化や農業人口の減少により、農業用水をはじめとする農村のインフラ管理がコミュニティにとって大きな負担となっています。さらに、また、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水資源も含めた農村の豊かな自然資源の活用が求められています。

当プロジェクトでは、北菱電興株式会社が有するスマート農業関連や社会インフラの技術と、本学のDX推進に関するノウハウを掛け合わせ、地域の農業に資する新しい価値の創造を目指します。
今回のキックオフミーティングでは、水資源管理をはじめとする農業コミュニティを取り巻く様々な課題に対するソリューションをパッケージとして提供することで、スマート農業化の促進や再エネを活用した農業の振興に貢献していく方針を確認しました。さらに、水資源が豊かな北陸エリアでの成功事例をモデル化し、将来的な全国展開を目指すことで合意しました。

本事例は、本学主催のMatching Hub Kanazawa 2020において、井熊氏が北菱電興株式会社のブース展示を訪れたのがきっかけとなり、北菱電興株式会社の高い技術力や、石川県の農村をフィールドにした革新的な取り組みを知り、今回のプロジェクトが生まれました。
Matching Hubで生まれた事業の「種」が、「芽」へと大きく育っていることを実感する本事例に、今後も期待しています。
最新の動向についてはJAIST-netにて配信します。どうぞお見逃しなく!

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本件に関するお問い合わせ先:
北陸先端科学技術大学院大学 産学官連携本部
産学官連携推進センター
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