【北陸DXニュース】「焼却炉をエネルギーセンターとしたエコビレッジ構想プロジェクト」のキックオフミーティングが行われました

【北陸DXニュース】 「焼却炉をエネルギーセンターとしたエコビレッジ構想プロジェクト」のキックオフミーティングが行われました

 

6月1日、令和3年度「産学融合先導モデル拠点創出プログラム」として採択された「北陸RDX ~DXとESG投資による次世代への飛躍~」の推進計画の1つである「焼却炉をエネルギーセンターとしたエコビレッジ構想プロジェクト」のキックオフミーティングが行われました。当日は、当プログラムの総括エリアコーディネーターである井熊氏(現・株式会社日本総合研究所専務執行役員)と、北陸先端科学技術大学院大学、株式会社アクトリーの代表者が、オンラインで議論を交わしました。

 

環境問題への意識の高まりを受け、再生可能エネルギーの活用など、エコ・コンシャスなライフスタイルを求める声が高まっています。そのような流れを受けて、エコビレッジ構想プロジェクトは、コミュニティ単位での再生可能エネルギーの利用を目的としています。具体的には、廃棄物を燃料とする発電プラントにて得られる再生可能エネルギーを生み出す焼却設備を中心に、人々の生活や農業、研究開発など、多様なコミュニティからなる社会の形成を目指します。さらに、焼却炉より排出される「熱」などの未利用エネルギーをサーマルリサイクルにて有効活用することで、よりサスティナブルな地域経済活動を実現することを目標としています。キックオフミーティングでは、本プロジェクトを進めるにあたっては、企業や大学などの研究機関、そして自治体など様々なステークホルダーに働きかけながら、それぞれの地域の特色を踏まえて実現していくことの重要性を確認しました。

 

本事例は、本学主催のMatching Hub Kanazawa 2020において、井熊氏が株式会社アクトリーのブース展示を訪れたのがきっかけとなり、産業廃棄物処理プラントの分野でトップシェアを有する国内リーディングカンパニーである同社の技術力にさらなる可能性を感じ、今回のプロジェクトが生まれました。また、エコビレッジ構想は株式会社アクトリーの長年の夢であり、本学の研究力やICT技術、地域との強いつながりを生かして、実現に向けた共創を加速させていきます。産学官金融合の取り組みの成功事例として、このプロジェクトが地域の未来を変えていくことを期待しています。

 

株式会社アクトリーのエコビレッジ構想の詳細についてはこちらからご確認ください。

 

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本件に関するお問い合わせ先:

北陸先端科学技術大学院大学 産学官連携本部

産学官連携推進センター

Tel:0761-51-1070

Fax: 0761-51-1427

E-mail:ricenter@www-cms176.jaist.ac.jp

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