Matching HUBの歩き方 ~ 常山特任教授・URAの場合 ~

いよいよ明日開催! 第12回 Matching HUB Hokuriku 2025
3週にわたってお届けしてまいりました、本学URAがそれぞれの視点で当日のブース展示会場の歩き回り方をご提案する 「Matching HUB の歩き方」いかがでしたでしょうか?!
今回は読者としてこの企画をみていた常山特任教授・URAから「どうしてもお伝えしたい!」とのたっての希望があり、急遽、特別増刊号としてお届けさせていただきます。

Matching HUB のブースレイアウトに隠された秘密…
過去のマッチング事例をもとに、ブース巡りのヒントやMatching HUB の楽しみ方を大公開します!

「ブースの並びに注目!」  Matching HUBのマッチングのヒント

未来創造イノベーション推進本部 特任教授・URA 常山 知広

ご存じの方も多いですが、「Matching HUB」のブース配置はテーマ別になっていないところに特徴があります。

ここだけの話、あの配置は隣り合ったブース間で「こことここが組んだら面白そう」「何か新しい反応が生まれるのでは?」と我々URAが意見を出し合いパズルのように組み上げて毎年作っています。

例えば、とある年のとあるMatching HUBでは、とあるURAの発案で文化人類学の研究者と伝統工芸産業に関わる事業者のブースが隣り合うこととなりました。そのURAの思惑通り、研究者は隣の伝統工芸に関心を持ち、企業訪問・工場見学の運びとなりました。その伝統工芸産業では、製品を作る工程の中に製品の質とは直接関係しないが極めて非効率な工程が存在していました。そのことが文化人類学的分析から明らかになり、システム化によりその非効率性を克服することで、事業者は観光向けに提供可能な新たな商材の開発に成功しました。

今回、ご来場のみなさまには会場に到着して目当てのブースに向かう道すがら、一度立ち止まってぐるっと回りを見渡してみることをお勧めします。
みんなが「一見無関係なこのニーズとこのシーズ、誰のどんな意図で隣り合っているんだろう?」と考えることが、配置を考えた我々すら想定していなかった新しいイノベーションを生みだすことに繋がります。

もし、新しいアイデアを思い付いたら巡回している我々URAにこっそり耳打ちして下さいね。
あなたの発想が未来の地球を救うかも?

皆様!ぜひ会場でお待ちしています!